STARTTLSとは?すたーとてぃーえるえす
STARTTLSとは、平文で開始したメールのセッションを、専用のコマンドを契機に同じポートのまま暗号化通信へ切り替える方式。接続の時点からTLSで始める専用ポート方式と違い、相手の対応状況を能力応答で確かめてから移るため、相手が非対応なら平文のまま通信が続く。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
既存のポート番号と運用をそのまま使いたい一方、対応済みと未対応のサーバが世界中に混在するという事情から、できるときだけ暗号化するという折衷が採られた。結果として通信が保護されているかどうかが相手次第になり、「暗号化に対応している」ことと「実際に暗号化された」ことが一致しない状態が常態化している。
具体例
送信は587番で接続し、能力応答にSTARTTLSがあればコマンドを送ってハンドシェイクへ移り、その後で認証と送信を行う。相手任せになる弱点を外側から塞ぐ仕組みとしてMTA-STSがあり、受信側がTLS必須をポリシーとして公開し、送信側がそれを見て平文への転落を拒む。
試験での引っ掛け
能力応答からSTARTTLSの広告を中間者が取り除けば平文へ落とせるため、これだけで盗聴を防ぎきることはできない。暗号化されたかどうかはポート番号からは判断できず、587番なら必ず保護されているという前提で答えさせる設問が狙い目になる。
関連用語
出た過去問
出典:令和4年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問8(IPA)解説で登場
SMTP(ESMTPを含む)のセッション開始を表すコマンドはどれか。
正解:EHLO
要点:ESMTPのセッション開始コマンドはEHLO
SMTPのセッションは、クライアントが自分のホスト名を名乗るHELOコマンドで始まる。ESMTPではこれを拡張したEHLOを使い、サーバは応答として自分が対応している拡張機能(SIZE、STARTTLS、AUTHなど)の一覧を返す。MAIL・RCPT・DATAはセッション確立後にメールを送るための手順である。
出典・参考
高度試験 午前I(情報処理安全確保支援士 相当)のシラバスの3 技術要素 > 5. セキュリティ実装技術 > (1) セキュアプロトコルに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。