アーランB式とは?あーらんびーしき
アーランB式とは、空き回線が無ければ待たせずに接続を拒否する系(即時式)について、呼量と回線数から呼損率を求める式。必要な回線数を決める標準の道具で、電話交換のほか、同時セッション数に上限のある装置の収容設計にも使う。回線を束ねるほど1回線あたりの収容効率が上がる性質が読み取れる。
最終更新:2026-10-06
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利用者全員が同時に使う前提で回線を用意すれば絶対にあふれないが、費用が釣り合わない。呼が偶然に重なる確率を計算し、「100回に1回は断られてもよい」という水準を先に決めて必要数を逆算する考え方が、回線設計の出発点になった。品質を落とさずに費用を下げる余地がどこにあるかを、感覚ではなく確率で示す道具である。
具体例
呼量10アーランに対し、呼損率1%以下を満たす回線数は表を引くと18程度になる。呼量が倍の20アーランでも必要な回線は36ではなく30程度で済み、拠点ごとに小さく分けるより集約して束ねたほうが、同じ品質を少ない容量で保てると分かる。
試験での引っ掛け
あふれた要求が待ち行列に入る系(待ち合わせ式)には使えず、そちらはアーランC式になる。すべての呼が独立に発生する仮定を置くため、災害時や始業時刻のように利用が集中する状況の見積りには合わない。呼量(アーラン)は回線数ではなく平均同時使用回線数である点も混同しやすい。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。