呼損率とは?こそんりつ
呼損率とは、発生した呼のうち、回線がすべてふさがっていて接続できずに失われた呼の割合。回線数を決める設計の入力値で、許容する呼損率と呼量(アーラン)が決まれば、アーランB表から必要な回線数が求まる。呼量は平均して同時に何回線が使われているかを表す値。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
発生しうる呼の最大数だけ回線を用意すれば呼損はゼロにできるが、ほとんど使われない設備に費用を払い続けることになる。逆に絞りすぎればつながらない苦情が出る。どこまでのつながらなさを許容するかを先に数値で決め、そこから設備量を逆算するという考え方が電話網の設計から生まれた。ネスペでは回線数やチャネル数の見積り計算として問われる。
具体例
呼量5アーランで許容呼損率1%なら、アーランB表を引いて必要回線数は11回線と読む。同じ呼量で5回線しか用意しなければ、呼損率は約28%まで悪化する。
試験での引っ掛け
呼量(アーラン)は平均して同時に使われている回線数であって必要回線数ではなく、許容呼損率を満たす回線数は必ず呼量より多くなる。またアーランB式はつながらなかった呼が待たずに消える即時式が前提で、待ち行列に並ぶ場合はアーランC式を使う。
関連用語
出た過去問
出典:令和6年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問3(IPA)
1時間当たりの平均通話回数が60で、平均保留時間は120秒である。呼損率を0.1にしたいとき、必要な回線数は最低幾らか。ここで、表中の数値は加わる呼量(アーラン…
正解:4
要点:必要回線数は呼量を収容できる最小の回線数を負荷表から読む
まず呼量を求める。1時間に60回、平均保留時間120秒なので、60×120=7,200秒ぶんの通話が1時間(3,600秒)に発生し、呼量は7,200÷3,600=2アーランである。表は呼損率0.1のときに各回線数が収容できる呼量を示しているので、2アーラン以上を収容できる最小の回線数を選ぶ。3回線は1.271までで足りず、4回線の2.045なら収容できる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。