組織のプロセス資産とは?そしきのぷろせすしさん
組織のプロセス資産とは、母体組織がすでに持っていて、どのプロジェクトでも使える標準プロセス・テンプレート・ガイドライン・過去実績・教訓の総称。プロジェクトが自前で作るものではなく組織から与えられ、終了時に実績と教訓を書き足して組織へ返す、という循環を前提にした資産である。
最終更新:2026-10-07
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プロジェクトは一度きりの活動なので、そのつど見積式や手順をゼロから作ると経験が個人に留まり精度が上がらない。蓄積を受け取る器を組織側に明示して置くことで、前の案件の生産性実績が次の見積りの根拠になる。PMBOKガイドがほぼ全プロセスの入力にこれを置いているのは、その循環を手順として固定するためである。
具体例
PMBOKガイド第6版は、全プロセスの入力に「組織のプロセス資産」と「組織体の環境要因」を並べている。前者の例は過去案件のファンクションポイント当たり工数の実績値や、課題・欠陥の管理データベースで、今回の工数見積りの基準として参照できる。
試験での引っ掛け
「組織体の環境要因」との切り分けが問われる。市場環境・業界標準・政府規制・組織文化・組織構造はプロジェクトが変えられない前提条件なので環境要因であり、プロセス資産ではない。判別の軸は、プロジェクトが使って更新できる蓄積物かどうか。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。