組織における内部不正防止ガイドラインとは?そしきにおけるないぶふせいぼうしがいどらいん
組織における内部不正防止ガイドラインとは、IPA(情報処理推進機構)が公開する、従業員や委託先による情報の持ち出し・悪用を防ぐための実施指針。経営者の責任、情報資産の管理、アクセス権と証跡、退職時の措置、教育、相談窓口までを体系化し、不正は動機・機会・正当化の3つがそろうと起きるという「不正のトライアングル」に沿って対策を配置する。
最終更新:2026-10-07
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外部からの攻撃を想定した防御は、正規の権限を持つ内部者には効かない。技術的な制御で潰せるのは3要素のうち「機会」だけで、動機(処遇や不満)と正当化(自分の成果だから持ち出してよいという理屈)は、人事評価・相談体制・教育という組織側の施策でしか下げられない。技術と組織の両輪を1つの指針に束ねているのはこのためである。
具体例
IPAは2022年に第5版を公開し、テレワークでの端末持ち出しと退職者のアカウント処理を追記した。実務では、退職予定者の権限を退職日より前倒しで縮小し、秘密保持誓約書を取り交わすとともに、大量ダウンロードを検知して上長へ通知する仕組みを併用する。
試験での引っ掛け
経済産業省とIPAの「サイバーセキュリティ経営ガイドライン」と入れ替えた選択肢が定番。前者は経営者が認識すべき3原則と重要10項目を示す外部攻撃も含む経営者向けの指針で、こちらは内部不正に的を絞った実施指針である。また監視の強化だけでは動機と正当化に届かず、目的を周知しないまま監視を広げると反発を招く。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 4. 情報セキュリティ対策 > (1) 情報セキュリティ対策の種類に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。