分散ファイルシステムとは?ぶんさんふぁいるしすてむ
分散ファイルシステムは、巨大なファイルを一定サイズのブロックに割り、多数の安価なサーバへ複製して保存する基盤である。設計の前提は「機器は必ず壊れる」ことで、信頼性を高価な部品ではなく複製の数で確保し、さらにデータのある場所へ処理を送ることで通信量を減らす。
最終更新:2026-10-07
高度試験の午前Iを最短で暗記する →背景
1台の性能を上げ続けるより数を並べたほうが安い、という価格構造の変化が出発点である。ただし台数が増えれば故障は日常になるため、故障を例外として扱う従来のファイルシステムでは運用できない。故障を平常の状態として扱い、自動で複製を作り直す仕組みが必要になった。
具体例
HDFS(Hadoop分散ファイルシステム)では1TBのログを128MBずつに分け、各ブロックを既定で3台へ複製する。1台が落ちても残り2つから読め、システムが自動で複製数を3へ戻す。処理はそのブロックを持つサーバ上で起動され、ネットワークを流れるのは結果だけになる。
試験での引っ掛け
追記中心の設計であり、既存ブロックの部分更新や低遅延のランダム読取りには向かない。関係データベースの置き換えとして選ぶと性能が出ない。また小さなファイルを大量に置くと管理情報が肥大し、大きなファイルを少数置く前提から外れる。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 5. データベース応用 > (3) データ資源管理に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。