エキスパートシステム・ナレッジベースとは?えきすぱーとしすてむなれっじべーす
エキスパートシステム・ナレッジベースとは、専門家の判断を「もし〜ならば〜」という規則の形でナレッジベース(知識ベース)に蓄え、推論エンジンが規則を連鎖させて助言や診断を導く仕組み。結論に至った規則の列をそのまま提示できるため、なぜその判断かを説明できることが、統計的に学習する方式との決定的な差になる。
最終更新:2026-10-07
高度試験の午前Iを最短で暗記する →背景
熟練者の判断は本人の中にあるうちは組織の資産にならず、退職とともに失われる。1970〜80年代のAIは、この暗黙知を規則という書ける形へ移して共有可能にする方向で実用化された。第2次AIブームの中心がこれで、知識を人手で書き出す費用が壁になって失速した。
具体例
スタンフォード大学のMYCINは細菌感染症の抗生物質を助言した初期の代表例で、約500の規則をもつ。日本では1982年からの第五世代コンピュータ計画が推論処理に国家予算を投じた。
試験での引っ掛け
「AIはデータから学習するもの」と一括りにする選択肢が誤り。エキスパートシステムは人が規則を書いて保守する方式で、説明はできるが規則の増加とともに矛盾と更新負担が増える。ニューラルネットワークはその逆で、精度は出るが根拠の説明が難しい。強みと弱みが対になっている。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの1 基礎理論 > 3. 情報に関する理論 > (9) AI(Artificial Intelligence:人工知能)に関する技術に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。