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組み込みシステムとは?くみこみしすてむ

組み込みシステムとは、家電・自動車・産業機械・券売機などの機器の中に組み込まれ、その機器の決まった機能を実現するために動いているコンピュータ。パソコンやスマートフォンのように後から好きなソフトを入れて何にでも使う汎用のコンピュータとは違い、用途を絞ってその処理だけを行う。用途が決まっているぶん、必要な部品だけを載せて小型・低消費電力にでき、電源を入れたらすぐ動く。多くは「決められた時間内に必ず処理を終える」ことが求められ、たとえば自動車のブレーキ制御が0.1秒遅れることは許されない。世の中で動いているコンピュータの数としては、こちらのほうが圧倒的に多い。

最終更新:2026-10-10

試験情報

ITパスポートの過去問では5回出題され、ほかに1問の解説で触れられています(2009年度〜2013年度)。

ITパスポートの頻出用語/テクノロジ系

別名:組込みシステム、エンベデッドシステム

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背景

機器を賢く動かしたいからといって、そこにパソコンをそのまま入れるわけにはいかない。値段が製品価格に見合わず、消費電力も大きく、電源を入れてから使えるまで待たされ、しかも決まった時間内に必ず反応する保証がない。電子レンジが起動に一分かかったり、自動車のブレーキ制御が「いま混んでいるので少し待ってください」と言ったりしては製品として成り立たない。そこで、用途を一つに絞り、その処理に必要な部品だけを載せた専用のコンピュータを機器の中に組み込む形になった。制約から生まれた設計だという点が、汎用のコンピュータとの根本的な違いである。

具体例

トヨタ自動車のハイブリッド車では、エンジンとモーターの使い分け、ブレーキの制御、エアバッグの展開などをそれぞれの電子制御ユニット(ECU)が担っており、1台に数十から百個以上が載っている。身近なところでは、パナソニックの電子レンジの加熱制御、JR東日本の自動改札機のICカード読み取りと扉の開閉、コンビニのコピー機の紙送り制御が組み込みシステムである。

試験での引っ掛け

「小さい」「安い」は結果であって定義ではない。定義は、機器に組み込まれて特定の機能に用途を絞っていること。したがって工場の大型設備を制御する大がかりなものも組み込みシステムである。また「後からソフトを入れ替えられないもの」でもなく、近年はネットワーク経由で機能を更新する製品も多い。ネットにつながる組み込み機器(IoT機器)は、パソコンと同じくウイルス感染や不正操作の対象になる点も、汎用機と別扱いにしないよう注意する。

関連用語

出た過去問

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

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試験での特徴
  • 試験では5回出題(2009年度〜2013年度)
  • 分野:テクノロジ系
  • 「小さい」「安い」は結果であって定義ではない。