同値分割とは?どうちぶんかつ
同値分割とは、ブラックボックステストの技法の一つ。入力値の範囲を、同じ結果になると期待される集合(同値クラス)に分割し、各クラスから代表値を選んでテストすることで、効率よく網羅性を確保する方法。
最終更新:2026-10-10
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テストにかけられる時間と人手には限りがあるのに、入力の候補は多い。思いつきで選ぶと、同じような値ばかり試して、試していない場合分けが残ってしまう。結果が同じになるはずの範囲に分け、各範囲から選んで試せば、少ない件数でも、条件ごとのパターンをもれなく確かめやすくなる。
具体例
「0〜100点で、60点以上なら合格」と判定する処理に対して、有効な入力の「合格範囲(60〜100)」「不合格範囲(0〜59)」と、無効な入力の「0未満」「100超」の4つの同値クラスに分け、それぞれから1つずつ代表値(例:80、30、−5、120)を選んでテストする。
試験での引っ掛け
限界値(境界値)分析との違いが定番。同値分割は各グループから代表値を1つ選び、限界値分析は境界のすぐ内側と外側を選ぶ。正しい値のグループだけでなく、誤った値のグループも試す点も忘れやすい。
関連用語
出た過去問
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問42(IPA)解説で登場
入力と出力だけに着目して様々な入力に対して仕様書どおりの出力が得られるかどうかを確認していく、システムの内部構造とは無関係に外部から見た機能について検証するテス…
正解:ブラックボックステスト
要点:ブラックボックステストは内部構造を見ず入出力の仕様適合を確認
ブラックボックステストは、プログラムの内部構造を見ずに、仕様書で定めた入力に対して期待どおりの出力が得られるかという外部から見た振る舞いだけを検証する手法である。同値分割や限界値分析でテストデータを設計する。これに対しホワイトボックステストは内部の処理経路に着目する手法で、結合テストや運用テストはテストの工程区分を表す言葉である。
出典:平成26年度 春期 ITパスポート試験 問35(IPA)解説で登場
ソフトウェアのテストで使用するブラックボックステストにおけるテストケースの作り方として、適切なものはどれか。
正解:正常ケースやエラーケースなど、起こり得る事象を幾つかのグループに分けて、各グループが1回は実行されるようにテストデータを選ぶ。
要点:ブラックボックステストは同値分割など仕様に基づき設計する
ブラックボックステストは内部の作りを問わず、仕様どおりの入力に対して仕様どおりの出力が得られるかを確かめる。テストケースは、同じ結果になる入力をまとめたグループ(同値クラス)に分け、各グループから代表値を選ぶ同値分割などの考え方で作る。分岐や命令の網羅を基準にする作り方は、内部構造に着目するホワイトボックステストの手法である。
出典:令和4年度 秋期 ITパスポート試験 問45(IPA)解説で登場
ブラックボックステストに関する記述として,適切なものはどれか。
正解:プログラムの入力と出力に着目してテストする。
要点:ブラックボックステストは入出力の仕様適合を確かめる
ブラックボックステストは、プログラムの内部の作りを見ずに、仕様どおりの入力に対して期待どおりの出力が得られるかという外から見える振る舞いを確かめる方法です。同値分割(入力を同じ結果になる範囲に分けて試す)や限界値分析(範囲の境目の値を重点的に試す)などがその代表的な技法です。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。