フリーソフトウェアとは?ふりーそふとうぇあ
フリーソフトウェアとは、著作権は作者が持ったまま、利用者が無償で使うことを許諾しているソフトウェア。著作権を放棄しているわけではないので、複製・改変・再配布ができるかどうかは作者が示す使用許諾契約の条件に従う。無償で入手できる点は共通でも、ソースコードの公開まで求められるオープンソースソフトウェアとは条件が違う。
最終更新:2026-10-10
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ソフトウェアは複製にほとんど費用がかからない一方、著作権法では複製や改変に作者の許可が要る。そこで「無償で使ってよい」という条件をあらかじめ示し、一件ごとに交渉しなくても配れるようにしたのがこの形である。無償だから何をしてもよいという誤解が、業務利用や社内配布のトラブルにつながるため、許諾条件を読む姿勢が試験でも問われる。
具体例
PDFを読むための「Adobe Acrobat Reader」は無償で入手できるが、著作権は開発元のアドビにあり、ソースコードも公開されていない。業務での利用や再配布の可否は、開発元が示す使用許諾契約で決まる。企業で導入するときは、この条件を確認したうえでソフトウェア台帳(社内で使うソフトの一覧)に登録する。なお、同じ無償の圧縮・解凍ソフトでも「7-Zip」はソースコードが公開されたオープンソースソフトウェアで、ここでいうフリーソフトとは区別される。
試験での引っ掛け
日本でいうフリーソフト(英語ではフリーウェア:freeware)の「フリー」は無償という意味で、著作権が放棄されているわけではない。著作権を放棄して誰でも自由に扱えるのはパブリックドメインソフトウェアである。なお英語の free software は「自由」の意味で、ソースコードを読み、改変・再配布できる自由を指す別の考え方なので、英語名と取り違えないこと。ソースコードの公開と改変・再配布の自由を条件とするのはオープンソースソフトウェアで、無償であることはその要件ではない。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験 問11(IPA)解説で登場
著作者に断ることなく、コピーや改変を自由に行うことのできる無料のソフトウェアはどれか。
正解:パブリックドメインソフトウェア
要点:著作権が放棄され複製も改変も自由なのがパブリックドメインソフトウェア
パブリックドメインソフトウェアは、著作者が著作権を放棄した(または保護期間が満了した)ソフトウェアで、複製・改変・再配布を自由に行える。無料でも著作権が残っているフリーソフトウェアとは、この点が異なる。無償で使えるかどうかと、改変してよいかどうかは別の論点であることを押さえたい。
出典・参考
公式シラバスの1 企業と法務 > 4. 知的財産権 > (4) ソフトウェアライセンスに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。