ベクタ形式とは?べくたけいしき
ベクタ形式とは、図形を、点の座標や線・曲線を表す数式の組合せとして記録する画像の形式。表示するたびに計算し直して描くので、どれだけ拡大・縮小しても輪郭がギザギザにならない。ロゴ・イラスト・図面・文字の形(フォント)に向く。画像を小さな点(画素)の並びとして記録するビットマップ(ラスタ)形式と対で問われる。
最終更新:2026-10-10
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点の並びで記録した画像は、拡大するとギザギザになり、小さい名刺用のロゴを大きな看板にそのまま使うことができない。大きさごとに画像を作り直すのは手間である。そこで、点ではなく図形の形を座標や数式で記録し、表示のたびに計算して描く方法が考えられた。
具体例
会社のロゴをAdobe Illustratorでベクタ形式(SVGなど)で作っておけば、名刺の小さな印刷にも看板の大きな印刷にも同じデータを使える。一方、スマホで撮った写真はJPEGなどのビットマップ形式で、大きく引き伸ばすと点の粗さが目立つ。
試験での引っ掛け
拡大して劣化しないのはベクタ形式、拡大すると階段状のギザギザが出るのはビットマップ(ラスタ)形式。写真のように色が細かく変わる画像はビットマップ形式が向き、ベクタ形式は向かない。設計図のように拡大・縮小を多く使うCAD(Computer Aided Design:コンピュータで図面を描く設計支援ソフト)では、ベクタ形式が使われる。
関連用語
出た過去問
出典:平成25年度 秋期 ITパスポート試験 問61(IPA)解説で登場
ペイント系ソフトウェアで用いられ、グラフィックスをピクセルと呼ばれる点の集まりとして扱う方法であるラスタグラフィックスの説明のうち、適切なものはどれか。
正解:色の種類や明るさが、ピクセルごとに調節できる。
要点:ラスタは点の集合。拡大に弱く解像度が上がると容量も増える
ラスタグラフィックスは画像を細かな点(ピクセル)の集合として表し、点ごとに色や明るさの値を持たせる方式である。そのため画素数(解像度)が増えるほどデータ量も増え、拡大すると点の粗さが階段状のギザギザとして現れる。図形を数式や座標で表すベクタ形式とは性質が異なり、CADのように拡大縮小を多用する用途にはベクタ形式が向く。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。