ハイブリッド暗号方式とは?はいぶりっどあんごうほうしき
ハイブリッド暗号方式とは、共通鍵暗号方式(暗号化と復号に同じ鍵を使う方式)と公開鍵暗号方式(誰でも使える公開鍵で暗号化し、持ち主だけが持つ鍵でしか復号できない方式)の長所を組み合わせた暗号方式。データ本体は処理が高速な共通鍵暗号で暗号化し、その共通鍵(その通信の間だけ使う鍵で、セッション鍵と呼ぶ)自体を公開鍵暗号で暗号化して相手に送る、という二段構えの方式である。これにより、公開鍵暗号方式が抱える処理速度の遅さという弱点と、共通鍵暗号方式が抱える鍵の安全な受け渡しの難しさという弱点を、互いに補い合うことができる。Webの通信を暗号化するSSL/TLS(通信を暗号化するための約束ごと)など、実際のシステムの多くでこの方式が採用されている。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →具体例
Webブラウザがオンラインバンキングサイトと通信する際、大量のデータは高速な共通鍵で暗号化しつつ、その共通鍵自体はサイトの公開鍵で暗号化して安全に受け渡す。
試験での引っ掛け
「公開鍵暗号だけで大量データを暗号化している」と誤解しやすいが、実際には処理速度の問題から本文データの暗号化には共通鍵暗号を使うのが一般的である。
関連用語
出た過去問
出典:令和5年度 秋期 ITパスポート試験 問86(IPA)
ハイブリッド暗号方式を用いてメッセージを送信したい。メッセージと復号用の鍵の暗号化手順を表した図において、メッセージの暗号化に使用する鍵を(1)とし、(1)の暗…
正解:a:共通、b:公開
要点:本文は共通鍵、その鍵は受信者の公開鍵で暗号化する
ハイブリッド暗号方式では、処理が速い共通鍵暗号でメッセージ本体を暗号化します。その共通鍵は受信者の公開鍵で暗号化して一緒に送るので、受信者だけが自分の秘密鍵で共通鍵を取り出し、本文を復号できます。
出典・参考
公式シラバスの9 技術要素 > 63. 情報セキュリティ対策・情報セキュリティ実装技術 > (2) 暗号技術に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。