CAMとは?しーえーえむ
CAM(Computer Aided Manufacturing:コンピュータ支援製造)は、コンピュータで作った設計データをもとに、工作機械の動かし方(加工の手順)を作り、製造の工程を支援する仕組み。コンピュータで設計・製図を行うCAD(Computer Aided Design)と組み合わせ、CAD/CAMとして使われることが多い。設計データをそのまま製造に使えるので、図面を見て手で加工手順を書き起こす手間や写し間違いが減る。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
工場では、設計が変わるたびに加工の手順も作り直す必要があり、これを人手で行うと時間がかかって納期に響く。設計データがすでにコンピュータの中にあるのに、手順だけ紙の図面を見て起こしていては二度手間になる。そこで、設計のデータを製造の側でも活かし、設計から加工へ一続きでつなぐ仕組みが求められた。
具体例
自動車部品のメーカーが、CADで作った部品の3次元の形のデータをCAMに取り込むと、金属を削る工作機械の動かし方が自動で作られ、そのまま加工機に送られる。ファナックやDMG森精機の工作機械は、こうしたデータを受け取って動く。
試験での引っ掛け
「CA〇」の呼び分けが問われる。設計・製図の支援がCAD、製造工程の支援がCAM、教育への利用がCAI、ソフトウェア開発の支援がCASE。CAMの導入効果を問う問題では「設計」ではなく「製造(加工)」の効率化を選ぶ。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問12(IPA)
CAMの導入効果として適切なものはどれか。
正解:コンピュータを利用して工作機械を制御することで、製造作業の精度や効率を高める。
要点:CAMは製造工程の支援。設計はCAD、解析はCAE、資材計画はMRP
CAM(Computer Aided Manufacturing)は、コンピュータを用いて製造工程を支援する仕組みで、設計データをもとにNC工作機械などへの加工指示を生成・制御し、製造の精度と効率を高める。設計を支援するCAD、資材所要量を計算するMRP、性能を模擬するCAEとは役割が異なる。
出典:平成29年度 春期 ITパスポート試験 問16(IPA)解説で登場
CADの説明として,適切なものはどれか。
正解:コンピュータを利用して設計や製図を行うこと
要点:CADは設計・製図の支援、CAMは製造、CAIは教育
CADはComputer Aided Designの略で、コンピュータを用いて設計や製図を行う仕組みを指す。製造工程の支援はCAM、教育利用はCAI、ソフトウェア開発の支援はCASEと呼び分ける。
出典:令和元年度 秋期 ITパスポート試験 問14(IPA)解説で登場
CADの説明として、適切なものはどれか。
正解:建築物、工業製品などの設計にコンピュータを用いること
要点:CADはコンピュータを用いた設計・製図
CAD(Computer Aided Design)は、コンピュータを使って建築物や工業製品などの設計・製図を行うことをいう。図面の修正や再利用が容易で、三次元モデルによる検証や、CAMと連携した製造工程への展開にも用いられる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。