入退室管理(アンチパスバック)とは?
入退室管理(アンチパスバック)とは、サーバルームなど重要区画への出入りをICカード等で記録・制限する仕組み。アンチパスバックは「入室記録が無い者の退室」「退室記録が無い者の再入室」を拒否する制御で、カードの貸し借りや共連れを防ぐ。
ITパスポートの過去問では18回出題されています(2012年度〜2025年度)。
にゅうたいしつかんり(あんちぱすばっく)
入退室管理(アンチパスバック)の意味
サーバルームなど重要区画への出入りをICカード等で記録・制限する仕組み。アンチパスバックは「入室記録が無い者の退室」「退室記録が無い者の再入室」を拒否する制御で、カードの貸し借りや共連れを防ぐ。
入退室管理(アンチパスバック)の具体例
社員Aがカードで入室した後、外にいる社員Bへカードを渡しても、Aの退室記録が無いためBは入室できない。あわせて、扉が同時に開かないマントラップ(二重扉)や監視カメラを組み合わせ、共連れを物理的にも抑止する。
入退室管理(アンチパスバック)は試験でどう引っ掛けられる?
アンチパスバックが防ぐのは主にカードの又貸しであり、共連れ(正規の入室者に続いて一緒に入る)は別途マントラップや人による監視が必要。両者を同じ対策で説明する選択肢は誤り。
入退室管理(アンチパスバック)と関連する用語
入退室管理(アンチパスバック)が出た過去問
コンピュータシステムが稼働しているサーバ室への侵入リスクを低減するために、コンピュータの設置場所を示す標識を出さないことにした。この対策が当てはまるマネジメント…
正解:ファシリティマネジメント
要点:サーバ室の物理的セキュリティ対策はファシリティマネジメント
ファシリティマネジメントは、建物・設備・執務環境といった施設面を最適に維持管理する活動で、入退室管理や監視カメラ、サーバ室の所在を目立たせないといった物理的セキュリティ対策もこれに含まれる。標識を出さないのは、侵入者に場所を知らせないための施設面の対策である。
出典:平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問40(IPA)生体認証による入退室管理システムに全社員を登録し、社内の各部屋に入室を許可する社員を設定した。退室は管理していない。a〜dの記述のうち、この入退室管理システムで…
正解:a, c
要点:退室を記録しなければ滞在時間も在室人数も分からない
このシステムは入室時の認証だけを行い、退室は記録していない。したがって、許可された社員だけを入室させること(a)と、認証に失敗して拒否された社員を記録すること(c)は実現できる。一方、滞在時間(b)や現在の在室人数(d)は、退室の記録がないと求められない。
出典:平成26年度 秋期 ITパスポート試験 問57(IPA)物理的セキュリティ対策の不備が原因となって発生するインシデントの例として、最も適切なものはどれか。
正解:第三者がサーバ室へ侵入し、データを盗み出す。
要点:物理的対策の不備は入室・持出しによる盗難を招く
物理的セキュリティ対策とは、施錠や入退室管理、監視カメラなど、人や物の物理的な接近を制限する対策を指す。したがって、部外者が実際にサーバの設置場所へ立ち入って情報を持ち出す事故は、この対策の不備が原因となる典型例である。
出典:平成26年度 秋期 ITパスポート試験 問80(IPA)個人情報保護法では個人情報取扱事業者に対して安全管理措置を講じることを求めている。経済産業分野のガイドラインでは,安全管理措置は技術的安全管理措置,組織的安全管…
正解:安全管理に対する従業員の役割及び責任についての周知や教育の実施
要点:人的措置は教育と周知。規程は組織、施錠は物理
安全管理措置のうち人的措置は、従業員に対する教育・訓練や、秘密保持に関する周知徹底など、人を通じて安全を確保する取組みを指す。規程や体制の整備は組織的措置、アクセス制御は技術的措置、入退室管理や施錠は物理的措置に分類される。
出典:平成27年度 秋期 ITパスポート試験 問24(IPA)ITを利用するオフィスの施設管理の目的には,コスト削減や快適性,安全性,機密性の確保などがある。安全性の確保に関する施策として,最も適切なものはどれか。
正解:耐震対策や避難通路の確保
要点:安全性は災害対策、機密性は入退室管理と対応させる
施設管理でいう安全性の確保は、地震や火災といった災害から人と設備を守ることを指す。耐震対策や避難通路の確保がこれにあたる。省電力機器はコスト削減、什器や照明の整備は快適性、入退室管理は機密性の確保に対応する。
出典:平成27年度 秋期 ITパスポート試験 問40(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。