レプリケーションとは?れぷりけーしょん
レプリケーションとは、あるサーバが持つデータを別のサーバへ複製し、内容が同じ状態に保たれるよう同期を取り続ける仕組み。データベース管理システム(DBMS)の機能として提供され、複製先へ参照(読み取り)を振り分けて処理を分散させる性能向上と、複製元が壊れたときに複製先へ切り替えて業務を続ける可用性向上の、両方の目的で使われる。ITパスポートでは「データを他のサーバへ複製し、同期させるDBMSの機能」として名称を答えさせる形で出る。
最終更新:2026-10-10
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記録が1か所にしかないと、その1台が壊れた時点で業務が止まり、直近のデータも失われる。一方、夜間に1日1回のバックアップを取るだけでは、壊れた時刻までの取引が消えてしまう。常に同じ内容を持つ2台目があれば、切り替えるだけで業務を続けられ、失う範囲もほとんどなくなる。しかも読み取りだけなら複製の方を見ても答えは同じなので、混雑を分け合う効果も同時に得られる。1つの仕組みが性能と可用性の両方に効くのはこのためである。
具体例
全国の店舗が同じ在庫データベースを参照する小売業で、在庫の照会は複製先の複数のサーバへ振り分け、実際の受注登録だけを複製元へ集める。複製元の機器が故障したときは複製先へ切り替えることで、店頭の販売を止めずに済む。
試験での引っ掛け
処理そのものを複数のサーバへ振り分けるロードバランシング(負荷分散)との役割の違いが問われる。レプリケーションはデータを複製する仕組み、ロードバランシングは要求を割り振る仕組みで、実務では組み合わせて使う。バックアップとも別で、バックアップは過去の時点の控えを残すもの、レプリケーションは常に最新へ同期するものなので、誤ってデータを消した操作は複製先にもそのまま伝わる。誤操作からの復旧にはバックアップが要る。
関連用語
出た過去問
出典:平成29年度 春期 ITパスポート試験 問78(IPA)
DBMSにおいて,あるサーバのデータを他のサーバに複製し,同期をとることで,可用性や性能の向上を図る手法のことを何というか。
正解:レプリケーション
要点:レプリケーションはデータを複製・同期し可用性と性能を高める
レプリケーションは、あるサーバのデータの複製を別のサーバに保持し、更新内容を反映して同期を保つ仕組みである。障害時に複製側へ切り替えられるため可用性が高まり、参照処理を複製側に振り分けることで負荷分散による性能向上も期待できる。
出典:令和7年度 秋期 ITパスポート試験 問82(IPA)
あるコンピュータのデータベースの内容を他のコンピュータのデータベースに複製して、両者の内容が一致するように同期させるDBMSの機能はどれか。
正解:レプリケーション
要点:レプリケーションは複製して内容を同期し続ける機能
レプリケーションは、あるデータベースの内容を別のコンピュータ上のデータベースへ複製し、更新が生じるたびに反映して両者の内容を一致させ続ける機能です。負荷の分散や、障害時に予備側へ切り替えて業務を継続する目的で使われます。
出典・参考
公式シラバスの8 コンピュータシステム > 43. システムの構成 > (1) 処理形態に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。