プロセスイノベーションとは?ぷろせすいのべーしょん
プロセスイノベーションとは、製品そのものは変えずに、作り方や仕事の進め方(工程)を新しくする革新。狙いは原価を下げる・品質をそろえる・早く作れるようにすること。対になる語はプロダクトイノベーションで、こちらは製品やサービスそのものを新しくする革新。試験では「作り方の革新か、作る物の革新か」を選ばせる形で出る。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
同じ製品でも、作り方を変えるだけで利益が大きく変わる。新製品を出すことだけがイノベーション(革新)ではないことを示すために、2つに分けて呼ぶ。ITパスポートでは、技術を事業の価値に結び付ける技術経営(MOT)の用語の一つとして出る。
具体例
トヨタ自動車の「かんばん方式」(必要な部品を必要なときに必要なだけ前の工程から引き取る仕組み)は、車の中身ではなく作り方を変えて在庫と無駄を減らした、プロセスイノベーションの代表例。一方、世界初の量産ハイブリッド車プリウスを出したのは、製品そのものを新しくしたプロダクトイノベーションにあたる。
試験での引っ掛け
「新しい機能をもつ製品を開発する」はプロダクトイノベーションで、プロセスイノベーションではない。プロセスイノベーションで直接得られる成果は「製造コストの削減」「生産期間の短縮」のような工程側の成果。また、公開API(ソフトどうしが機能を呼び出し合う窓口)で企業どうしが機能を使い合うのはAPIエコノミーで、工程の革新とは別の語。
関連用語
出た過去問
出典:平成27年度 春期 ITパスポート試験 問23(IPA)
出典:平成30年度 秋期 ITパスポート試験 問22(IPA)
製品の製造におけるプロセスイノベーションによって、直接的に得られる成果はどれか。
正解:製品の品質が向上する。
要点:プロセスイノベーションは工程改善で品質・効率を高める
イノベーションのうち、製品そのものを新しくするのがプロダクトイノベーション、作り方すなわち製造工程や手法を革新するのがプロセスイノベーションである。工程を改善すれば、生産時間の短縮、不良の減少による歩留りの向上、品質のばらつきの低減といった効果が直接得られる。選択肢のうち、こうした工程改善の直接的な成果に当たるのは品質の向上である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。