バリューチェーン・コアコンピタンスとは?
バリューチェーン・コアコンピタンスとは、バリューチェーンは調達から製造・物流・販売・サービスまでの事業活動を価値の連鎖として捉え、主活動・支援活動それぞれの付加価値やコストの源泉を分析するフレームワーク。コアコンピタンスは、他社に模倣されにくい企業の中核的な強みで、長期的な競争優位の源泉となる技術・ノウハウを指す。
ITパスポートの過去問では9回出題されています(2009年度〜2020年度)。
ばりゅーちぇーん・こあこんぴたんす
バリューチェーン・コアコンピタンスの意味
バリューチェーンは調達から製造・物流・販売・サービスまでの事業活動を価値の連鎖として捉え、主活動・支援活動それぞれの付加価値やコストの源泉を分析するフレームワーク。コアコンピタンスは、他社に模倣されにくい企業の中核的な強みで、長期的な競争優位の源泉となる技術・ノウハウを指す。
バリューチェーン・コアコンピタンスの具体例
精密加工技術に強みを持つ部品メーカーが、そのコアコンピタンスを軸に自動車・医療機器など複数分野へバリューチェーンを展開する。
バリューチェーン・コアコンピタンスは試験でどう引っ掛けられる?
主活動と支援活動の振り分けが定番。購買物流・製造・出荷物流・販売・サービスが主活動、全般管理・人事労務・技術開発・調達が支援活動で、「調達」と「購買物流」を取り違えやすい。またサプライチェーンが企業間のモノの流れに着目するのに対し、バリューチェーンは付加価値の連鎖に着目する。コアコンピタンスは単なる得意分野ではなく、顧客価値をもたらし・模倣が難しく・複数の市場へ展開できる強みを指す。
バリューチェーン・コアコンピタンスと関連する用語
バリューチェーン・コアコンピタンスが出た過去問
コアコンピタンス経営を説明したものはどれか。
正解:他社にまねのできない独自のノウハウや技術などに経営資源を集中し、競争優位を確立する。
要点:コアコンピタンス経営は独自の中核能力に資源を集中する
コアコンピタンスとは、他社が容易にまねできない自社独自の中核的な能力(技術やノウハウ)のことである。コアコンピタンス経営は、その中核能力に経営資源を集中して磨き込み、持続的な競争優位を確立しようとする考え方である。他社の資源獲得はM&A、事業の組合せによる相乗効果はシナジー、他社の優良事例に学ぶのはベンチマーキングである。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問19(IPA)BPRを説明したものはどれか。
正解:企業の業務効率や生産性を改善するために、既存の組織やビジネスルールを全面的に見直して、再構築すること
要点:BPRは組織やルールを前提とせず業務プロセスを抜本再構築
BPR(Business Process Reengineering)は、既存の組織構造や業務ルールを前提とせず、業務プロセスを根本から見直して抜本的に再構築し、コストや品質、スピードを劇的に改善しようとする手法である。情報システムの再構築が主眼ではなく、あくまで業務のあり方そのものを作り直す点が要点である。バリューチェーン分析やBSCとは目的が異なる。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問20(IPA)“モノ”の流れに着目して企業の活動を購買、製造、出荷物流、販売などの主活動と、人事管理、技術開発などの支援活動に分けることによって、企業が提供する製品やサービス…
正解:バリューチェーン
要点:主活動と支援活動に分け価値の源泉を探すのがバリューチェーン
バリューチェーンは、企業の活動を購買・製造・出荷物流・販売などの主活動と、人事管理や技術開発などの支援活動に分類し、どの工程で付加価値が生まれているかを分析する枠組みである。設問の説明はこの分類そのものを述べている。工程ごとの価値と費用を見ることで、強化すべき活動や外部委託すべき活動を判断できる。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問9(IPA)顧客に価値をもたらし,企業にとって競争優位の源泉となる,競合他社には模倣されにくいスキルや技術を指すものはどれか。
正解:コアコンピタンス
要点:コアコンピタンスは模倣されにくい自社の中核能力
コアコンピタンスは、顧客に価値をもたらし、他社が容易に真似できず、複数の事業へ展開できるような自社独自の中核的な能力を指す。単なる強みではなく「模倣困難であること」が競争優位の源泉となる点が重要である。説明責任や企業統治、個人の能力を表す用語とは意味が異なる。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問22(IPA)イノベーションは、大きくプロセスイノベーションとプロダクトイノベーションに分けることができる。プロダクトイノベーションの要因として、適切なものはどれか。
正解:市場のニーズ
要点:プロダクトは何を作るか、プロセスはどう作るかの革新
プロダクトイノベーションは、これまでにない新しい製品やサービスを生み出す革新であり、その出発点は市場が何を求めているかというニーズの把握にある。一方、生産方式の効率化やサプライチェーン・バリューチェーンの改善は、作り方や届け方を革新するプロセスイノベーションの領域にあたる。「何を作るか」がプロダクト、「どう作るか」がプロセスと整理すると分かりやすい。
出典:平成27年度 春期 ITパスポート試験 問23(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。