アジャイル開発とは?あじゃいるかいはつ
アジャイル開発とは、要件定義から設計・実装・テストまでを1〜4週間ほどの短い期間で一巡させ、それを繰り返しながら動くソフトウェアを少しずつ育てていく開発手法の総称。途中で仕様が変わることを前提に置き、区切りごとに作る順番を組み替えられる点を重んじる。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
最初にすべての仕様を確定させる進め方は、確定できるだけの見通しがある案件では有効だった。しかし利用者の反応を見ないと正解が分からないサービスでは、1年かけて作ったものが完成した時点で的外れになる。作りながら確かめて向きを変えられるようにしたのがこの考え方で、ITパスポートではウォーターフォールモデルとの違いとして必ず問われる。
具体例
ネットスーパーの注文アプリで、まず商品検索と購入だけを2週間で出し、使われ方を見たうえで次の2週間に「前回と同じ買い物かごを呼び出す」機能を足す。ほとんど使われなかった機能はそこで打ち切り、工数を別の改善へ回す。
試験での引っ掛け
「計画も設計書も作らない手法」とする選択肢が誤りで、計画は立てるが一度で確定させず区切りごとに見直すという違いである。またアジャイルは考え方の総称で、スクラムやXP(エクストリームプログラミング)はその具体的なやり方という上下関係も問われる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:令和元年度 秋期 ITパスポート試験 問40(IPA)
アジャイル開発の方法論であるスクラムに関する記述として、適切なものはどれか。
正解:複雑で変化の激しい問題に対応するためのシステム開発のフレームワークであり、反復的かつ漸進的な手法として定義したものである。
要点:スクラムは短い反復で漸進的に開発するアジャイル手法
スクラムは、変化が激しく先の見通しが立てにくい問題に対応するためのアジャイル開発のフレームワークである。スプリントと呼ぶ短い期間の反復を繰り返し、動くソフトウェアを少しずつ積み上げていく反復的・漸進的な進め方をとる。
出典:令和元年度 秋期 ITパスポート試験 問49(IPA)
アジャイル開発の特徴として、適切なものはどれか。
正解:ドキュメントの作成よりもソフトウェアの作成を優先し、変化する顧客の要望を素早く取り入れることができる。
要点:アジャイルは動くソフト優先で変化に素早く対応
アジャイル開発は、包括的なドキュメントよりも動くソフトウェアを重視し、短い反復で開発と確認を繰り返す進め方である。反復ごとに顧客の意見を取り入れられるため、要望の変化に素早く対応できる点が特徴である。
出典:令和元年度 秋期 ITパスポート試験 問52(IPA)
アジャイル開発において、短い間隔による開発工程の反復や、その開発サイクルを表す用語として、最も適切なものはどれか。
正解:イテレーション
要点:イテレーションはアジャイルの短い反復サイクル
イテレーションは、アジャイル開発で設計・実装・テストを一巡させる短い反復期間、およびその繰り返しそのものを指す。1回の期間を数週間程度に固定し、各回の終わりに動くソフトウェアを確認することで、要望の変化を継続的に取り込める。
出典:平成31年度 春期 ITパスポート試験 問47(IPA)
アジャイル開発の特徴として、適切なものはどれか。
正解:ウォータフォール開発と比較して、要求の変更に柔軟に対応できる。
要点:アジャイルは反復開発で要求変更に強い
アジャイル開発は、短い反復(イテレーション)で動くソフトウェアを作りながら、利用者と対話して改善を重ねる進め方である。最初にすべてを決めきらないため、途中で要求が変わっても次の反復で取り込みやすい。全工程を順に進め前工程に戻りにくいウォータフォール型と比べ、変化への対応力が高い点が特徴である。
出典:令和2年度 10月試験 ITパスポート試験 問37(IPA)解説で登場
開発対象のソフトウェアを、比較的短い期間で開発できる小さな機能の単位に分割しておき、各機能の開発が終了するたびにそれをリリースすることを繰り返すことで、ソフトウ…
正解:アジャイル
要点:アジャイルは小刻みな反復と優先順位の見直しが要
アジャイル開発は、機能を小さな単位に分けて短い期間で開発とリリースを繰り返し、そのつど次に作るものの優先順位や内容を見直していく手法である。仕様を最初に固め切らずに進めるため、要求の変化や利用者からの要望に素早く対応できる点が特徴である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。