正論理とは?せいろんり
正論理とは、電圧の高い状態を論理の1(真)、低い状態を0(偽)に対応させるという取り決め。デジタル回路が扱うのは高い低いの2種類の電圧だけなので、どちらを1と読むかを先に決めなければ、同じ配線が別の論理として読めてしまう。高い電圧を0とする逆の取り決めを負論理という。
最終更新:2026-10-09
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回路の中を流れているのは電圧であって、0や1という数ではない。真理値表や論理式で設計した内容を実際の配線へ落とすには、電圧と論理値の対応を人が決める必要がある。負論理がわざわざ使われるのは、信号を出していないときに電圧を高く保つ回路が作りやすく、複数の装置が1本の線を共有する場面では「引き下げた側が有効」とするほうが確実に動くためである。
具体例
メモリなどの部品に「いまこの部品を使う」と知らせる信号(チップセレクト)のように、名前の上に線が引かれた信号は、電圧が低いときに有効になる負論理の指定である。複数の機器を1本の線につなぐ通信方式(I2Cなど)でも、各機器が線の電圧を引き下げて意思表示する負論理の設計が使われている。
試験での引っ掛け
同じAND回路でも、入出力をすべて負論理で読むとOR回路として働く(否定を付け替えるとANDとORが入れ替わる、というド・モルガンの法則による)。真理値表を電圧の高低のまま示し、正論理か負論理かを言わずに機能を問う出題があるため、どちらの取り決めで読むのかを必ず確認する。
関連用語
出た過去問
出典:令和元年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問21(IPA)
クロックの立上りエッジで、8ビットのシリアル入力パラレル出力シフトレジスタの内容を上位方向へシフトすると同時に正論理のデータをレジスタの最下位ビットに取り込む。…
正解:8D
要点:上位シフトのシフトレジスタは、先に入った値ほど上位桁になる
シリアル入力パラレル出力のシフトレジスタは、クロックの立上りごとに全ビットを上位へ1つずらし、空いた最下位ビットへその時点のデータ線の値を取り込む。したがって最初に取り込んだビットが8回のシフトで最上位まで押し上げられ、波形を時間順に読んだビット列がそのまま上位から下位への並びになる。この波形では取り込まれる順が1、0、0、0、1、1、0、1となるので、確定値は2進で10001101、16進では8Dである。
出典・参考
公式シラバスの2 コンピュータシステム > 1. ハードウェア > (1) 電気・電子回路に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。