リストア(復元)とは?リストア
リストア(復元)とは、バックアップとして取っておいたデータを書き戻し、障害が起きる前の状態にシステムを戻す作業。取得(バックアップ)と復元(リストア)は別の作業であり、取っているだけでは戻せる保証にならないため、手順と所要時間を平時に試しておくところまでが備えに含まれる。
最終更新:2026-10-09
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媒体の故障、誤操作による削除、ランサムウェアによる暗号化と、データが失われる原因はなくならない。そこでバックアップが取られるが、実際の障害時に初めて復元を試みると、必要なファイルが対象から漏れていた、手順書が古い、想定より何倍も時間がかかる、といった問題がその場で判明する。戻せて初めて備えが成立するため、復元の訓練と所要時間の把握が運用側の要件になる。
具体例
PostgreSQLでは pg_dump で取得したファイルを pg_restore で書き戻す。前夜の取得ぶんから戻せば、その時刻の状態までは回復できる。取得後の更新は消えてしまうので、そこを埋めたい場合は更新の記録(ログ)を併用し、取得時点より後の更新を順に再適用する。
試験での引っ掛け
取ってあることと、戻せることは別である。試していない手順は本番で失敗しやすい。戻せるのは取得した時点までなので、その後の更新は消える。全体を書き戻す作業には時間もかかり、その間は業務を止めることになる点まで見積もっておく必要がある。
関連用語
出た過去問
出典:令和7年度 公開問題 基本情報技術者試験 科目B 問6(IPA)
A社は従業員200名の電子機器メーカーである。東京に本社があり、新潟に工場がある。 A社では、ファイルサーバを図1のように運用している。 〔図1 A社のファイル…
正解:a1: 火曜日の正午 / a2: 4.50 / a3: CISO
RPOが72時間なので、金曜日の正午に障害が起きた場合は少なくともその72時間前、つまり火曜日の正午時点のデータまでは復元できなければならない。木曜日の正午の障害では、土曜日のフルバックアップに加えて火曜日と木曜日の2回分の増分バックアップを適用するため、4時間+0.25時間×2=4.50時間かかる。またICT継続の計画書のような重要文書は、担当者や監査部門ではなく責任者であるCISOが承認する。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。