ベースライン(構成管理の基準)とは?べーすらいん
ベースライン(構成管理の基準)とは、レビューと承認を終えた成果物の状態に「ここから先はこれを基準とする」と印を付けたもので、構成管理の出発点になる。基準を決めた後は、変更したくなっても勝手に書き換えず、変更要求を出して変更管理委員会(CCB)などの承認を通してから反映する。要件定義書・設計書・ソースコード・リリース版のように、開発の節目ごとに設定する。
最終更新:2026-10-09
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設計書を各自が好きなタイミングで直していた現場では、「自分が見ている版は最新なのか」「テストしたのは何の版か」が分からず、直したはずのバグが復活したり、別々の版を前提に作った部品がつながらなかったりした。そこで承認済みの状態を基準として固定し、変更は手続を経てだけ反映する仕組みが生まれた。基本情報では構成管理・変更管理の用語群の中で、基準の役割を問う形で出題される。
具体例
大学のゼミでグループ発表の資料を作るとき、先生のチェックを通った版を「発表用v1.0」としてGoogleドライブに固定し、以後の直しは別コピーで作ってメンバーの合意を取ってから差し替える、というのがベースラインの考え方に近い。GitHubでもリリース時にタグ(v1.0など)を打ち、その状態をいつでも取り出せるようにしておく。
試験での引っ掛け
「ベースライン=それ以降は一切変更できない」ではない。変えてはいけないのではなく、承認の手続なしには変えないという意味である。単に最新版に付けた印やバックアップとも違い、レビューと承認を経ているかどうかが決め手になる。EVM(アーンドバリューマネジメント)に出るコストベースラインも「計画時点で固定した基準」という同じ発想で、実績と比較するよりどころになる。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの5 プロジェクトマネジメント > 2. プロジェクトの統合 > (3) ツールと技法に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。