ジャーナルファイルとは?じゃーなるふぁいる
ジャーナルファイルとは、障害からデータベースを復旧させる材料として、いつどの値がどう書き換わったかを発生順に記録しておくファイル。ログファイルともいう。1件の更新につき書換え前の値(ビフォアイメージ)と書換え後の値(アフタイメージ)の両方を残す点が要で、前者はロールバック、後者はロールフォワードに使われる。
最終更新:2026-10-09
この語が出る過去問を解く →背景
データベースの更新はいったんメモリ上で行われ、ディスクへ書き出される時点は処理の完了と一致しない。この時間差があるため、途中で異常終了すれば中途半端な更新が残り、ディスクが壊れれば確定済みの更新まで失われてしまう。何が起きたかを別の場所に順番どおり残しておけば、あとから取り消すことも再現することもできる——その割り切りが回復処理の基盤になっている。
具体例
口座残高を50,000円から30,000円へ更新すると、ビフォアイメージに50,000、アフタイメージに30,000が残る。処理が途中で異常終了したら前者を書き戻して取り消し、ディスク障害からの復旧ではバックアップに後者を順に当てて再現する。ジャーナルはデータ本体と別のディスクに置き、同時に失わないようにするのが定石である。
試験での引っ掛け
バックアップとの役割の取り違えに注意したい。バックアップだけでは取得した時点までしか戻せず、ジャーナルだけでは土台となる状態が無いため復元できない。両方そろって初めて障害の直前まで回復でき、この関係を問う選択肢が出やすい。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問29(IPA)解説で登場
データベースの更新前や更新後の値を書き出して、データベースの更新記録として保存するファイルはどれか。
正解:ログファイル
要点:ログファイルは更新前後の値を記録し障害回復に使う
ログファイル(ジャーナルファイル)は、データベースの更新前の値と更新後の値を時系列に記録したファイルである。障害時にはこの記録を使い、更新前の値でロールバック、更新後の値でロールフォワードを行って復旧する。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 4. トランザクション処理 > (2) 障害回復に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。