システムテストとは?しすてむてすと
システムテストとは、開発者側が最後に行う、システム全体を対象とした検証工程。単体・結合でつなぎ目を確かめたうえで、要件定義に書かれた内容が満たされているかを、実際の運用に近い環境で確認する。機能が動くかだけでなく、性能・耐障害性・セキュリティといった非機能の要件もここで測るのが特徴。
最終更新:2026-10-09
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部品ごとに正しく動いても、すべてつないで実際の利用者数をかけると応答が返らない、夜間バッチが朝までに終わらない、といった問題は最後まで表に出てこない。こうした「全体として使えるか」の欠陥を出荷前に捕まえるため、開発者が実際の運用と同等の環境を用意して総ざらいする工程が置かれた。基本情報技術者試験では、設計の工程とテストの工程をV字の左右に対応させて並べたV字モデルの上で、システムテストがどの上流工程(設計側の工程)と対になるかが問われる。
具体例
想定利用者1,000人ぶんの同時アクセスを負荷試験ツールで発生させ、応答が3秒以内に収まるかを測るのが性能テスト。そこから負荷を想定の3倍まで上げて壊れ方を見るのがストレステスト、DBサーバをわざと停止して待機系へ切り替わるかを確かめるのが障害テスト(耐障害性の確認)にあたる。
試験での引っ掛け
システムテストは開発者が主体、その次の運用テスト・受入れテストは利用者が主体で、誰が行うかの取り違えが定番。性能テストとストレステストの違い(想定内の負荷で測るのか、限界を超えさせて壊れ方を見るのか)も、説明を入れ替えた選択肢で狙われる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問54(IPA)解説で登場
開発期間10か月,開発工数200人月のプロジェクトを計画する。次の配分表を前提とすると,ピーク時の要員は何人か。ここで,各工程では開始から終了までの要員数は一定…
正解:22
要点:工程ごとに工数÷期間を求め、その最大値がピーク要員
各工程の要員数は、その工程の工数を期間で割って求める。工数200人月・期間10か月に配分率を掛けると、要件定義は32人月を2か月で16人、設計は66人月を3か月で22人、開発・テストは84人月を4か月で21人、システムテストは18人月を1か月で18人となる。最大は設計工程の22人である。
出典:平成31年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問56(IPA)解説で登場
システムの移行テストを実施する主要な目的はどれか。
正解:確実性や効率性の観点で、既存システムから新システムへの切替え手順や切替えに伴う問題点を確認する。
要点:移行テストは切替え手順の確実性と問題点を事前に確認する
移行テストの目的は、新旧システムの切替えが計画どおりの手順と時間で確実に行えるかを事前に検証することである。データ移行の正しさ、作業の所要時間、失敗時の切戻しなど、切替え作業そのものに潜む問題点を洗い出す。機能の充足確認はシステムテスト、性能の確認は性能テストの目的であり、対象が異なる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。