コアコンピタンスとは?こあこんぴたんす
コアコンピタンスとは、他社が容易には真似できず、複数の事業や製品へ展開できる、企業の中核となる技術や能力。売れている商品そのものではなく、それを生み出している源泉のほうを指す。何を自社で持ち続け、何を外部に任せるかを決める判断の軸になり、長期的な競争優位の土台として扱われる。
最終更新:2026-10-09
この語が出る過去問を解く →背景
事業ごとの有望さを見るPPMのような発想だけでは、伸びる事業を買い、衰える事業を売るという話に終わり、その企業が長く勝ち続ける理由を説明できない。プラハラードとハメルは、複数の事業に共通して効いている能力こそが優位の源泉だと整理した。だから見極めて集中投資し、それ以外は外部に任せるという判断につながる。
具体例
富士フイルムは写真フィルムで培った微粒子やコラーゲンを扱う技術を、化粧品や医薬品といった別分野へ展開している。ホンダのエンジン技術が二輪・四輪・汎用機のいずれにも共通して効いている例も、この概念を説明する古典として知られる。
試験での引っ掛け
単なる得意分野や売れ筋商品を指すのではない。「模倣が難しい」「複数の事業へ展開できる」「顧客にとっての価値につながる」の3つを満たすかで判定する。組織全体の業務遂行能力を指すケイパビリティとは指す範囲の広さが違うので、選択肢ではそこで見分ける。
関連用語
出た過去問
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問67(IPA)
コアコンピタンスの説明はどれか。
正解:企業の活動分野において,競合他社にはまねのできない卓越した能力
要点:コアコンピタンスは模倣困難な中核的能力
コアコンピタンスとは、競合他社が容易に模倣できず、複数の事業分野へ展開できる自社ならではの中核的な強みを指します。特定の製品そのものではなく、それを生み出す技術やノウハウの束を指す点が特徴です。経営資源をこの強みに集中させることが競争優位の源泉になると考えます。
出典:平成31年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問67(IPA)
企業経営で用いられるコアコンピタンスを説明したものはどれか。
正解:競争優位の源泉となる、他社よりも優越した自社独自のスキルや技術などの強みである。
要点:コアコンピタンスは模倣困難な自社独自の中核的強み
コアコンピタンスとは、他社にはまねのできない自社独自の中核的な能力を指す。単に得意なことではなく、顧客に価値をもたらし、他社が模倣しにくく、複数の事業へ展開できるという条件を満たす強みである。この能力を軸に事業領域を組み立てることが競争優位につながる。
出典:令和4年度 公開問題 基本情報技術者試験 科目A 問52(IPA)
コアコンピタンスの説明はどれか。
正解:競合他社にはまねのできない自社ならではの卓越した能力
要点:コアコンピタンスは模倣困難な自社独自の中核的強み
コアコンピタンスは、顧客に価値をもたらし、他社が模倣しにくく、複数の事業へ展開できるという条件を満たす自社独自の中核的な能力を指す。単に得意な分野ということではなく、競争優位の源泉となる卓越した強みである点が要点である。
出典:令和6年度 公開問題 基本情報技術者試験 科目A 問16(IPA)
コアコンピタンスを説明したものはどれか。
正解:他社との競争優位の源泉となる経営資源及び企業能力
要点:コアコンピタンスは競争優位の源泉となる中核能力
コアコンピタンスは、他社が容易にまねできず、競争優位の源泉となる自社独自の中核的な能力や経営資源のことである。単なる強みではなく、複数の事業へ展開でき、顧客価値に結び付く点が条件とされる。経営理念や目標、外部環境の分析とは概念が異なる。
出典・参考
公式シラバスの8 経営戦略 > 1. 経営戦略手法 > (2) 全社戦略に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。