ダイナミックケイパビリティとは?だいなみっくけいぱびりてぃ
ダイナミックケイパビリティとは、環境の変化を感じ取り(感知)、そこにある機会をつかみ(捕捉)、自社の資源や組織を組み替える(変革)という3段階の能力のこと。経営学者ティースが提唱した。「いま持っている強み」そのものではなく「強みを作り替え続ける力」を指し、変化の速い業界では、優れた資源を持つことより組み替えの速さが長く勝ち続ける条件になる、とする考え方。
最終更新:2026-10-09
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コアコンピタンスのように「自社ならではの強みを見つけて磨け」という考え方は、市場が安定している間は有効だった。しかしデジタル化で市場そのものが数年で入れ替わると、磨いた強みが短期間で無価値になる例が相次いだ。そこで強みの中身より「強みを更新する仕組み」に注目したのがこの概念で、基本情報ではシナジー効果やチェンジマネジメントと同じ経営戦略の枠で用語として問われる。
具体例
富士フイルムは写真フィルムの需要がデジタルカメラで急減する兆しを早く感知し、フィルムで培った化学技術を化粧品や医薬品、液晶用フィルムへ振り向けて事業を組み替えた。フィルムの技術資産そのものより、それを別の市場へ組み替えられた速さが、その後の差になった例とされる。
試験での引っ掛け
コアコンピタンスやVRIO分析が「いま持っている資源の価値」を見る静的な考え方なのに対し、こちらは「資源を変える力」を見る動的な考え方。「変化に耐える強固な資源を持ち続けること」と説明する選択肢は逆の意味になる。3段階の順番(感知→捕捉→変革)を入れ替えた選択肢にも注意する。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの8 経営戦略 > 1. 経営戦略手法 > (1) 経営戦略に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。