オブジェクト図とは?おぶじぇくとず
オブジェクト図とは、クラス図(データの型と型どうしの関係を表す、いわば設計図)で定義した構造が、ある時点で実際にどんな実物(インスタンス)として存在しているかを描く、UML(ソフトの設計を図で表す共通の書き方)の構造図。個々のオブジェクトを、名前とクラス名に下線を引いた箱で表し、属性の欄には型ではなく具体的な値を入れて、オブジェクト同士のつながりを線で結ぶ。
最終更新:2026-10-09
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クラス図は「顧客は複数の注文を持つ」といった型の上の決まりを示せるが、その決まりが実際のデータの上でどう現れるかまでは表せない。クラス同士のつながり(関連)や、1つに対していくつ結びつくかの数(多重度。1対多など)の指定が意図どおりかを確かめたいとき、具体的な値を入れた一場面の写しがあれば、設計の誤りや関係者との認識のずれをその場で見つけられる。そのために用意された図である。
具体例
クラス図で顧客クラスと注文クラスの関連を決めたうえで、オブジェクト図には「田中一郎という顧客が、注文番号1001と1002の二つの注文とつながっている」という具体的な状態を描く。どちらもUMLの標準を定める団体OMGが定める図で、astah*やPlantUMLといったツールで作図する。
試験での引っ掛け
クラス図が型の定義を示すのに対し、オブジェクト図はある瞬間の実体を示す図で、時間が進めば内容が変わる。またオブジェクト同士のやり取りを時系列で表すのはシーケンス図であり、オブジェクト図には処理の順序という考え方がない。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの1 基礎理論 > 5. その他の言語 > (2) その他の言語に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。