シーケンス図とは?
シーケンス図とは、複数のオブジェクト間でやり取りされるメッセージを、時間の流れに沿って表すUMLの振る舞い図。上から下へ時間が進み、各オブジェクトから伸びる縦線(生存線)と、その上の細長い箱(実行仕様)で処理中の期間を示す。
基本情報技術者試験の過去問では4回出題されています(2016年度〜2019年度)。
しーけんすず
シーケンス図の意味
複数のオブジェクト間でやり取りされるメッセージを、時間の流れに沿って表すUMLの振る舞い図。上から下へ時間が進み、各オブジェクトから伸びる縦線(生存線)と、その上の細長い箱(実行仕様)で処理中の期間を示す。
シーケンス図の具体例
「画面」→「注文コントローラ」→「在庫サービス」→「データベース」の順に横向きの矢印でメッセージを描き、戻り値を破線の矢印で返す。在庫不足なら別のメッセージを返す、といった相互作用の順序が読み取れる。
シーケンス図は試験でどう引っ掛けられる?
同じ相互作用を扱うコミュニケーション図は、時間順ではなくオブジェクトの結びつきを主に表す。またシーケンス図は特定のシナリオ1本を描くもので、すべての分岐を網羅する図ではない点も誤解されやすい。
シーケンス図と関連する用語
シーケンス図が出た過去問
業務プロセスを可視化する手法としてUMLを採用した場合の活用シーンはどれか。
正解:複数の観点でプロセスを表現するために,目的に応じたモデル図法を使用し,オブジェクトモデリングのために標準化された記述ルールで表現する。
要点:UMLは複数の図法で対象を多面的に表す標準記法である
UMLはオブジェクト指向のモデリングを標準化した記法で、クラス図、ユースケース図、アクティビティ図、シーケンス図などを目的に応じて使い分ける。同じ対象を構造・振る舞いといった複数の観点から表現できる点が特徴である。業務プロセスの可視化では、この多面的な表現力が生かされる。
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問64(IPA)UML 2.0において、オブジェクト間の相互作用を時系列に表す図はどれか。
正解:シーケンス図
要点:シーケンス図はオブジェクト間のメッセージを時間順に表す
シーケンス図は、複数のオブジェクトを横に並べ、下方向に時間軸を取って、やり取りされるメッセージを順序どおりに矢印で描く図である。処理の時間的な流れとオブジェクト間の相互作用を同時に表現できる。同じ相互作用を構造中心に描くコミュニケーション図と対になる。
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問46(IPA)UML 2.0のシーケンス図とコミュニケーション図のどちらにも表現されるものはどれか。
正解:オブジェクト間で送受信されるメッセージ
要点:シーケンス図とコミュニケーション図はどちらもメッセージを表す
シーケンス図は時間軸を縦に取って相互作用を描き、コミュニケーション図はオブジェクトのつながりを中心に描く。着目点は違うが、どちらもオブジェクト間でやり取りされるメッセージを表す図であり、相互に変換できる関係にある。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問46(IPA)UMLにおける振る舞い図の説明のうち、アクティビティ図のものはどれか。
正解:ある振る舞いから次の振る舞いへの制御の流れを表現する。
要点:アクティビティ図は処理の流れと分岐・並行を表す
アクティビティ図は、処理や作業の流れを順序立てて表す振る舞い図で、分岐や並行処理も表現できる。従来のフローチャートに近い用途をもつ。時系列の相互作用はシーケンス図、機能と利用者の関係はユースケース図、状態の変化は状態マシン図が担当する。
出典:令和1年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問46(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。