MRPとは?えむあーるぴー
MRPとは、Material Requirements Planningの略で、製品の生産計画と部品構成表(BOM)をもとに、どの部品をいつ何個手配すればよいかを逆算する生産管理手法。総所要量から手元の在庫や引当済みの数量を差し引き、実際に発注すべき正味所要量を求める。
最終更新:2026-10-09
この語が出る過去問を解く →背景
部品ごとに勘で在庫を積むと、資金と置き場が在庫に縛られたうえ、それでも1点足りずにラインが止まる。製品を1個作るのに何がいくつ要るかは構成表から機械的に決まるので、計画から逆算すれば必要な分を必要な時期にだけ手配できる。コンピュータの普及でこの計算が現実的になり、後に生産以外の資源も扱うERPへと広がった。
具体例
完成品Aを10個作るのに部品Bが2個ずつ必要なら総所要量は20個で、在庫が6個あれば正味所要量は14個。FEでは部品表の階層をたどって数量を積み上げ、調達リードタイムから発注時期まで答えさせる計算問題として出る。
試験での引っ掛け
計画から必要量を先に計算して前工程へ流すプッシュ型であり、後工程が使った分だけ引き取るかんばん方式(プル型)とは向きが逆。部品構成表と在庫情報が入力として要る点、在庫数量の記録が実際とずれると計画全体が狂う点も問われる。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問72(IPA)
手順①~③に従って処理を行うものはどれか。 ①今後の一定期間に生産が予定されている製品の種類と数量及び部品構成表を基にして,その構成部品についての必要量を計算す…
正解:MRP
要点:MRPは部品構成表と在庫から正味所要量と発注時期を出す
生産計画と部品構成表から所要量を展開し、在庫を差し引いた正味所要量を求め、リードタイムを逆算して発注時期を決める手順は、資材所要量計画(MRP)そのものである。「必要なものを、必要なときに、必要なだけ」用意するための計算手法として位置付けられる。
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問72(IPA)
MRPの特徴はどれか。
正解:製品の基準生産計画を基に、部品の手配数量を算出する。
要点:MRPは生産計画と部品構成表から手配数量を算出する
MRPは、基準生産計画と部品構成表をもとに、必要な部品の総所要量を展開し、在庫を差し引いて手配数量と時期を算出する仕組みである。計画に基づいて必要量を先に計算する点が特徴で、後工程からの引取りで動くかんばん方式とは考え方が対照的である。
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問71(IPA)
図は,生産管理システムの手法であるMRP(資材所要量計画)の作業手順である。図中のaに入る,正味所要量計算に必要な情報はどれか。
正解:在庫状況(在庫量,注文残,仕掛量)
要点:正味所要量=総所要量-(在庫+注文残+仕掛)
MRPでは、まず生産計画と部品構成表から必要な部品の総所要量を求めます。次にその総所要量から、既に手元にある在庫や発注済みの注文残、仕掛中の数量を差し引いて、実際に追加調達すべき正味所要量を算出します。したがって正味所要量計算に必要なのは在庫状況の情報です。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。