MPUとは?えむぴーゆー
MPU(Micro Processing Unit:マイクロプロセッサ)は、CPUの機能(命令を読んで解釈し、計算する部分)を1つのチップにまとめた部品である。MPU自体は記憶装置や入出力の回路をほとんど持たないので、主記憶(メモリ)や周辺の部品をバス(部品どうしをつなぐ信号線の束)で外付けして使う。パソコンやスマートフォンの中心にある処理装置がこれにあたる。これに対し、CPUに加えてメモリや入出力の回路まで1つのチップに収めたものはMCU(Micro Controller Unit:マイクロコントローラ、マイコン)と呼び、家電や機器の制御に使う。基本情報技術者試験では、MPUとメモリをつなぐアドレスバス(読み書きする場所の番号を送る信号線)の本数の計算が問われる。信号線n本で2のn乗通りの番地を指せるので、1Mバイト=2の20乗バイトを1バイト単位で読み書きするには、最低20本が必要になる。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
1960年代までのコンピュータは、計算を担う回路が多数の部品に分かれ、大きく高価だった。1971年にインテルが、日本のビジコン社の電卓向けに、CPUの機能を1つのチップに収めた 4004 を発売した。処理装置が1個の部品になったことで、小さく安く作れるようになり、パソコンの誕生につながった。
具体例
パソコンに載っているインテルの Core プロセッサは、メモリやストレージを外に付けて使うMPUの代表例である。一方、専門学校や大学の実習で使う Arduino Uno には、マイクロチップ・テクノロジーの ATmega328P というMCUが載っており、メモリと入出力の端子が1つのチップにまとまっているので、センサやLEDを直接つないで制御できる。
試験での引っ掛け
MPUとMCUを取り違えない。メモリや入出力まで1チップにまとめて機器の制御に使うのはMCU(マイコン)で、MPUは処理装置の部分が中心である。また、同じMPUという略語で、メモリの領域ごとにアクセスを制限する「メモリ保護ユニット(Memory Protection Unit)」を指すことがある。文脈で区別する。アドレスバスの計算では、1Mバイト=1,024Kバイト=2の20乗バイトなので20本である(基本情報技術者試験 2016年秋 午前 問11)。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問11(IPA)
1Mバイトのメモリを図のようにMPUに接続するとき,最低限必要なアドレスバスの信号線の本数nはどれか。ここで,メモリにはバイト単位でアクセスするものとし,1Mバ…
正解:20
要点:アドレスバスn本で2のn乗バイト。1Mバイトなら20本
バイト単位でアクセスするので、アドレスバスは1Mバイト分の番地を区別できる必要がある。1Mバイト=1,024k×1,024=2の20乗バイトなので、2の20乗通りの番地を表すには20本の信号線が要る。nビットのアドレスバスは2のn乗バイトまで指定できる、という関係を押さえておけばよい。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。