JIS Q 38500とは?じすきゅーさんまんはっせんごひゃく
JIS Q 38500とは、組織がITを活かすために経営陣が果たすべき責務を定めた、ITガバナンスの規格です。国際規格ISO/IEC 38500を日本語化したもので、経営陣の行為を評価(Evaluate)・指示(Direct)・モニタ(Monitor)の三つに整理し、責任・戦略・取得・パフォーマンス・適合・人間行動という六つの原則を示します。
最終更新:2026-10-09
基本情報を最短で暗記・合格する →背景
IT投資は金額が大きく、失敗しても現場の技術的な失敗として片づけられがちでした。しかし使う範囲が全社に広がると、どこにいくら投じるか、どのリスクを受け入れるかは経営そのものの判断になります。そこで「情報システム部門に任せた」で済ませず、取締役会が方向を決めて結果を見届ける責任があることを、国際的に共通の言葉で示す必要が生まれました。試験では内部統制と並べて、経営層が主語になる領域として問われます。
具体例
評価・指示・モニタは、順に回して使います。基幹システムの刷新にあたり、経営会議が投資額と想定するリスクを検討するのが評価、方針と予算枠を決めて示すのが指示、稼働後に利用状況と効果を定期的に確認して必要なら方針を出し直すのがモニタにあたります。
試験での引っ掛け
現場向けの作業手順書ではなく、経営陣が主語である点が問われどころです。番号の似た規格との取り違えにも注意します。JIS Q 20000はITサービスマネジメント、JIS Q 27001は情報セキュリティマネジメントの規格であり、ITガバナンスを扱うのは38500です。ガバナンスは統治する側、マネジメントは実行する側と覚えると混ざりません。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの6 サービスマネジメント > 2. 内部統制 > (2) IT ガバナンスに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。