ABC分析とは?えーびーしーぶんせき
ABC分析とは、商品や取引先、在庫品目などを売上金額といった重要度の大きい順に並べ、累積比率でA・B・Cの3群に区切って、群ごとに管理の手間のかけ方を変える手法。上位のAは在庫を厚めに持ち発注も細かく見る一方、Cは発注の間隔を空けるというように、限られた管理資源をどこへ配分するかを決めるための道具である。
最終更新:2026-10-09
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在庫の品目が数千に及ぶと、すべてを同じ密度で管理することはできない。数を数え、需要を予測し、発注点を見直す作業にはそれぞれ人手がかかるからである。一方、金額で見ると上位の一部の品目が全体の大半を占めることが多い。それなら手間を上位へ集め、下位は簡便な管理で済ませたほうが、同じ人数でも在庫の総額を小さく抑えられる。この配分の判断を型にしたものである。
具体例
ホームセンターの在庫であれば、累積の売上構成比が70%に達するまでの品目をA、90%までをB、残りをCと区切る。Aは毎週棚卸しをして欠品を出さないよう発注点を高めに保ち、Cは半年に一度の棚卸しでまとめ発注に切り替える、といった具合に、群ごとに管理の方法そのものを変える。
試験での引っ掛け
Aランクの読み方を逆にしやすい。Aは品目数が少なく金額の構成比が大きい群であって、件数が多い群ではない。分類の基準も出荷数量ではなく金額を使うのが基本で、単価の低い品を数だけで上位に入れると狙いが外れる。件数を大きい順に並べて累積を描く図がパレート図、そこから群に分けて管理を変えるのがこの手法、という役割の違いも問われる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問75(IPA)
ABC分析手法の説明はどれか。
正解:販売金額、粗利益金額などが高い商品から順番に並べ、その累計比率によって商品を幾つかの階層に分け、高い階層に属する商品の販売量の拡大を図る。
要点:ABC分析は累計比率で重点管理すべき商品を絞り込む
ABC分析は、販売金額や粗利益額の大きい順に商品を並べ、その累計比率をもとにA・B・Cのランクに分類する手法である。上位のA群が売上の大部分を占めることが多いため、重点管理の対象を絞り込むのに使う。
出典:令和7年度 公開問題 基本情報技術者試験 科目A 問16(IPA)解説で登場
データマイニングの手法の一つであって,POSなどの蓄積データから“一緒に買われる商品”の組合せを発見する分析手法はどれか。
正解:マーケットバスケット分析
要点:マーケットバスケット分析は併売される商品を見つける
マーケットバスケット分析は、POSデータなどの購買履歴から同時に購入されやすい商品の組合せを見つけ出す手法である。得られた併売パターンは陳列やレコメンドの改善に使われる。ABC分析や3C分析、コンジョイント分析とは分析対象も目的も異なる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。