暗号強度とは?あんごうきょうど
暗号強度とは、暗号がどれだけ破られにくいかの度合い。最も効率のよい攻撃でも解読にどれだけの計算が要るかで測り、「鍵を総当たりした場合の何ビット分に相当するか」というビット数で表すことが多い。強度は鍵長だけでなく暗号の方式によって決まり、同じ程度の強度を得るのに必要な鍵長は、公開鍵暗号のほうが共通鍵暗号よりずっと長い。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
共通鍵暗号と公開鍵暗号では、解読に使える数学的な手掛かりが違うため、鍵長の数字を並べても安全性を比べられない。方式をまたいで「どれくらい安全か」をそろえて言えないと、通信の一部だけが極端に弱いといった設計の穴ができる。そこで、解読に必要な計算量を共通の物差しにし、方式ごとに「この強度ならこの鍵長」と対応づけて選ぶようになった。
具体例
米国の標準化機関NISTの目安では、共通鍵暗号の128ビットとほぼ同じ強度を公開鍵暗号のRSA(公開鍵暗号の代表)で得るには、3,000ビット程度の鍵が要る。日本の政府機関も、計算能力の向上でRSAの1024ビットが心もとなくなったため、2010年代初めに2048ビット以上へ移った。強度は時間とともに目減りするので、使う暗号を定期的に見直す必要がある。
試験での引っ掛け
「同じ程度の暗号強度をもつ鍵長を選んだ場合」、共通鍵暗号は公開鍵暗号より暗号化・復号が速い(処理時間が短い)。この向きを逆にした選択肢が出る。また、鍵長が同じなら強度も同じ、とする選択肢は誤り。強度は一度決まれば変わらないものではなく、計算機の進歩や新しい解読法で下がっていく(危殆化)点も押さえる。
関連用語
出た過去問
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。