多角化戦略とは?たかくか
多角化戦略とは、既存の事業とは別の製品や市場へ進出し、事業の範囲を広げる成長戦略。アンゾフの成長マトリクスでは新市場と新製品が交わる位置に置かれ、四つの戦略の中で最も難度が高いとされる。特定の事業が落ち込んでも他で補える一方、経営資源が分散し、管理も複雑になる。
最終更新:2026-10-09
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一つの事業だけに頼る会社は、その市場が縮んだ時点で行き場を失う。技術の交代や規制の変更は自社の努力では止められないため、収益源が一つしかないこと自体がリスクになる。加えて、既存事業で蓄えた技術・販路・ブランドは、別の分野でも生かせることが多い。使い切れていない経営資源を新しい事業へ振り向け、相乗効果を狙う考え方が多角化の動機である。
具体例
富士フイルムは、写真フィルムの需要が縮小するなかで、フィルム製造で培った薄膜やコラーゲンの技術を化粧品や医薬品の分野へ展開した。ソニーグループもエレクトロニクスに加え、ゲーム・音楽・金融へ事業を広げている。
試験での引っ掛け
既存市場に既存製品を売り込む市場浸透、既存製品を新しい市場へ持ち込む市場開拓、既存市場へ新製品を出す新製品開発とは区別する。市場も製品も新しいのが多角化である。また関連性の薄い分野へ広げるほどシナジー効果は得にくく、リスクは高くなる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。