受注生産とは?じゅちゅうせいさん
受注生産とは、顧客から注文を受けてから、その注文の内容に合わせて製品を生産する方式。英語では BTO(Build To Order:注文を受けてから作る)と呼ぶ。完成品の在庫を持たないので売れ残りが出にくく、顧客ごとに仕様を変えられる一方、注文から納品までに時間がかかる。需要を予測して先に作っておく見込生産と対になる。
最終更新:2026-10-10
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需要を予測して作り置く見込生産では、予測が外れると売れ残りの在庫が積み上がり、逆に足りなければ売り逃しが起きる。特にパソコンのように部品の値下がりと新製品への入れ替わりが速い商品では、完成品の在庫は持っているだけで価値が落ちていく。注文が決まってから作れば、在庫の山を抱えずに済み、顧客が欲しい構成をそのまま届けられる。
具体例
Dell は、Web サイトで客が CPU・メモリ・ストレージの容量などを選んで注文すると、その構成どおりにパソコンを組み立てて出荷する直販の BTO で知られる。部品は在庫しておき、完成品は注文が来てから組み上げる。日本ではマウスコンピューターやドスパラも同じ形でパソコンを売っている。造船や住宅の注文建築のように、一品ごとに設計から始めるものも受注生産に含まれる。
試験での引っ掛け
BTO は「在庫をまったく持たない」方式ではない。完成品の在庫は持たないが、すぐ組み立てられるよう部品は在庫しておくのが普通である。過去問では、似た用語の説明と並べて選ばせる形が多い。基準生産計画から部品の必要数を計算するのは MRP(資材所要量計画)、後の工程が使った分だけ前の工程に作らせるのはかんばん方式、開発・設計・生産準備を同時に進めるのはコンカレントエンジニアリングで、どれも受注生産とは別物である。基本無料で一部を有料にするフリーミアム、代金と商品の受け渡しを仲介するエスクローサービスとの取り違えを誘う選択肢も出た。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。