セル生産方式とは?せるせいさんほうしき
セル生産方式とは、作業者1人または数人がひとつの区画(セル)を受け持ち、部品の取付けから検査までを一貫して行う生産方式。工程を細かく分けてベルトコンベアで流すライン生産方式と対になる考え方で、担当範囲が広いぶん、作る製品の種類や量を切り替えやすい。
最終更新:2026-10-09
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同じ製品を大量に作るほど1個あたりの費用が下がるため、かつては工程を細分化してコンベアで流す作り方が最適とされた。ところが好みが分かれて同じ製品が長く売れなくなると、ラインの組み替えにかかる時間と費用が重荷になった。設備側で工程を固定するのをやめ、人の受け持ち範囲を広げて融通をきかせたのがセル生産で、FEでは生産方式の選び分けとして出題される。
具体例
キヤノンは複写機やカメラの組立で、ベルトコンベアをやめて少人数の区画で組み立てる方式へ切り替える取り組みを進めたことで知られる。作業者が複数の工程を覚えているため、機種の切替えに合わせて区画の数や人数を変えられる。
試験での引っ掛け
ライン生産方式との比較で問われる。セルは多品種少量や仕様変更に強い代わりに、幅広い工程をこなせる作業者が要る。ラインは少品種大量に強く、未熟練者でも一定の生産量を出せる。「需要の変動に強いのはどちらか」を軸に選ぶ。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問73(IPA)
セル生産方式の利点が生かせる対象はどれか。
正解:多種類かつフレキシブルな生産が求められるもの
要点:セル生産方式は多品種少量・仕様変更に柔軟に対応できる
セル生産方式は、1人または少人数の作業者がセルと呼ばれる作業区画で製品を最初から最後まで組み立てる方式である。ライン組替えの手間が小さく、多品種少量や仕様変更の多い生産に柔軟に対応できる。
出典・参考
公式シラバスの8 経営戦略 > 2. エンジニアリングシステム > (2) 生産の自動制御に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。