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利害関係者要件(ステークホルダ要件)とは?りがいかんけいしゃようけん

利害関係者要件は、システムに関わるすべての立場の人(実際に使う人、運用する人、経営者、監査部門、法律や規制の当局など)がそのシステムに何を求め、何を制約とするかを、それぞれの言葉のまま洗い出したもの。「入力の手間を減らしたい」「夜間の作業は増やせない」のような業務側の要求で、これをシステムの機能・性能の言葉に翻訳したものがシステム要件になる。要件定義の最初の段階として出る。

最終更新:2026-10-09

試験情報

基本情報技術者試験の頻出用語/テクノロジ系

別名:利害関係者要件、ステークホルダ要件

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背景

利用部門の声だけを聞いて作ると、稼働の直前になって運用部門が「夜間処理が間に合わない」、監査部門が「操作の記録が残らない」と言い出し、作り直しになる失敗が繰り返された。関わる人を最初に全員洗い出し、対立する要求をこの段階で調整するために設けられた工程で、ソフトウェアライフサイクルの規格(JIS X 0160)と、それを基にしたIPAの共通フレーム2013に「利害関係者要件定義プロセス」として定められている。このプロセスは、利害関係者を洗い出して要求を集めるところから始まり、まとめた要件を利害関係者と確かめて合意を得るところで終わる。

具体例

大学の履修登録システムを作り直すなら、学生は「スマホで登録したい」、教務課は「定員超過の抽選を自動にしたい」、情報センターは「4月の集中アクセスでも落ちない」、監査室は「誰がいつ登録したか5年残す」と求める。この4つがそれぞれ利害関係者要件で、IPAの「共通フレーム2013」がこれを整理する手順を定めている。

試験での引っ掛け

システム要件と入れ替えて出題される。利害関係者要件は「入力を減らしたい」のように利用者側の言葉のままの要求で、システム要件はそれを「1画面の入力項目を10個以内にする」のようにシステムへの要求に翻訳した後のもの。順序は必ず利害関係者要件が先。もう一つの落とし穴は範囲で、利害関係者は使う部門だけでなく、運用・保守を担う部門、監査部門、規制当局、さらに導入に反対する立場まで含む。

関連用語

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

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試験での特徴
  • 分野:テクノロジ系
  • システム要件と入れ替えて出題される。