ワーニエ法とは?わーにえほう
ワーニエ法とは、処理すべき入力データの構造を「いつ・どこで・何回」の観点で集合として捉え、大きな集合から小さな集合へ段階的に分けていき、その入れ子をそのままプログラムの構造にする設計技法である。フランスのジャン・ドミニク・ワーニエが考案し、結果は波括弧を並べた図で表す。ジャクソン法と並ぶデータ構造中心の技法。
最終更新:2026-10-09
基本情報を最短で暗記・合格する →背景
1970年代、処理の流れだけを追って設計すると、データの形が変わるたびにプログラム全体を組み直す羽目になった。データの構造は処理よりも変わりにくいので、データの階層から処理の階層を導けば構造が安定するという考え方が生まれ、ワーニエ法とジャクソン法がその代表になった。基本情報技術者試験では構造化設計の技法名と特徴の対応で問われる。
具体例
大学の成績処理で「年間成績ファイル」を学期の集合に、学期を学科の集合に、学科を学生の集合に分けると、学期ループの中に学科ループ、その中に学生ループという入れ子がそのままプログラムの骨格になる。同じ構造化設計の道具では、流れ図やNS図が処理の流れを表す側にある。
試験での引っ掛け
ジャクソン法との違いを図の見た目だけで覚えると取り違える。ワーニエ法は入力データの集合の階層に着目し、ジャクソン法は入力と出力の両方のデータ構造の対応から処理を導く。またHIPOやDFD(データフロー図)のような「機能」「データの流れ」から始める技法とは出発点が違う。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの4 開発技術 > 2. 設計 > (9) ソフトウェア設計手法に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。