ジャクソン法とは?じゃくそんほう
ジャクソン法とは、データの構造がプログラムの構造を決める、という立場に立つ設計技法。扱う入力と出力をそれぞれ木の形に描き、対応する部分どうしを重ね合わせて処理の骨組みを決める。木に現れる形は順次・選択・繰返しの3種類だけで、突き合わせた結果がそのままプログラムの制御構造になる。
最終更新:2026-10-09
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処理を思いついた順に書くと、同じ入力を扱うプログラムでも設計者ごとに構造がばらつき、良し悪しを議論できない。一方、扱うデータの形は仕様として先に決まっている。それを出発点にすれば構造を手順どおりに決められる、という発想から生まれた。設計を属人的な作業から再現できる作業へ変えた技法として、構造化設計の枠で問われる。
具体例
英国のマイケル・ジャクソンが提唱した手順で、入力が「ファイル→伝票の繰返し→明細の繰返し」、出力が「帳票→伝票ごとの見出し→明細行の繰返し」なら、両者は伝票と明細で対応するので、伝票ごとの繰返しの内側に明細ごとの繰返しを置く構造がそのまま決まる。出力が「ページ→行」のように入力と区切りが合わない場合は構造の不一致と呼び、そのままは重ねられず、間に中間ファイルを置くなどの処理を足す。COBOLによる帳票処理の設計で広く使われた。
試験での引っ掛け
ワーニエ法との混同が定番。どちらもデータ構造から設計するが、ジャクソン法は入力と出力の両方の構造を突き合わせるのに対し、ワーニエ法は入力データの集合を段階的に分解していく。機能の流れに着目するSTS分割・TR分割とも、分ける根拠が違う点で区別する。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの4 開発技術 > 2. 設計 > (9) ソフトウェア設計手法に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。