コード設計(必要桁数の算出)とは?
コード設計(必要桁数の算出)とは、顧客番号や商品番号のような識別コードを設計するとき、使える文字の種類と桁数から表現できる件数を見積もる考え方。使える文字がM種類でn桁なら、割り当てられる総数はM^n通りになる。将来の増加を見込んだ件数を上回る最小のnを選ぶのが原則で、桁を1つ増やすと総数がM倍になるため、余裕を持たせるなら文字種を増やすより桁を増やすほうが効く。実務では、途中で桁を増やすと既存の帳票やシステム改修に波及するため、初期設計で見込みを多めに取る。
基本情報技術者試験の過去問では5回出題されています(2016年度〜2023年度)。
こーどせっけい
コード設計(必要桁数の算出)の意味
顧客番号や商品番号のような識別コードを設計するとき、使える文字の種類と桁数から表現できる件数を見積もる考え方。使える文字がM種類でn桁なら、割り当てられる総数はM^n通りになる。将来の増加を見込んだ件数を上回る最小のnを選ぶのが原則で、桁を1つ増やすと総数がM倍になるため、余裕を持たせるなら文字種を増やすより桁を増やすほうが効く。実務では、途中で桁を増やすと既存の帳票やシステム改修に波及するため、初期設計で見込みを多めに取る。
コード設計(必要桁数の算出)の具体例
現在8,000人の顧客が毎年2割ずつ増えるなら、3年後は8,000×1.2³=13,824人になる。A〜Zの26種類を使う場合、2桁では26²=676通りで足りず、3桁なら26³=17,576通りで13,824人を上回るので、少なくとも3桁が必要になる。
コード設計(必要桁数の算出)は試験でどう引っ掛けられる?
「文字種×桁数」と掛け算にする誤りが定番で、正しくは累乗である。また増加率の計算で1.2×3=3.6倍としないこと。複利と同じく1.2³=1.728倍になる。現在の人数だけで桁数を決め、将来の増加を見落とす誤りも問われる。
コード設計(必要桁数の算出)と関連する用語
コード設計(必要桁数の算出)が出た過去問
EDIを実施するための情報表現規約で規定されるべきものはどれか。
正解:メッセージの形式
要点:情報表現規約はデータ形式、情報伝達規約は通信手順を定める
EDIの規約は4階層に分かれ、情報表現規約はやり取りするデータそのものの表現、すなわちメッセージの形式やデータ項目の並び、コード体系を定める。伝送制御手順は情報伝達規約、取引の契約内容は取引基本規約、運用時間などは業務運用規約で扱う。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問74(IPA)次のような注文データが入力されたとき,注文日が入力日以前の営業日かどうかを検査するために行うチェックはどれか。注文データの項目構成:伝票番号(文字),注文日(文…
正解:論理チェック
要点:業務ルールとの整合を見るのが論理チェック。形式検査とは別
注文日が入力日以前かどうか、また営業日かどうかという判定は、項目の形式や桁数ではなく業務上の意味やルールに照らした妥当性の検査である。このように業務規則との整合性を確かめる検査を論理チェック(妥当性チェック)と呼ぶ。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問24(IPA)顧客に,A〜Zの英大文字26種類を用いた顧客コードを割り当てたい。現在の顧客総数は8,000人であって,毎年2割ずつ顧客が増えていくものとする。3年後まで全顧客…
正解:3
要点:コード桁数は「文字種^桁数 ≧ 必要件数」で決める
3年後の顧客数は8,000×1.2の3乗で、1.2^3=1.728より約13,824人になります。英大文字26種類をn桁使うと表せる組合せは26^nで、2桁は676、3桁は17,576です。13,824人を収容できる最小の桁数は3桁となります。
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問23(IPA)コードから商品の内容が容易に分かるようにしたいとき、どのコード体系を選択するのが適切か。
正解:表意コード
要点:表意(ニモニック)コードは略語を組み込み内容が推測できる
表意コード(ニモニックコード)は、対象の名称や特徴を表す文字や略語をコードに組み込む方式で、コードを見ただけで内容が推測できる点が最大の利点である。反面、桁数が長くなりやすく、対象が増えると命名の一貫性を保ちにくい。単なる通し番号や分類のための数字だけでは、コードから中身を読み取ることはできない。
出典:令和1年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問23(IPA)次の関数従属を満足するとき,成立する推移的関数従属はどれか。ここで,“A→B”はBがAに関数従属していることを表し,“A→{B, C}”は,“A→B”かつ“A→…
正解:注文コード → 顧客コード → 顧客住所
要点:推移的関数従属はA→B→Cと2段でCが決まる関係
推移的関数従属は、A→B かつ B→C が成り立ち、Bが候補キーでないために A→C が間接的に導かれる関係をいう。ここでは注文コードから顧客コードが決まり、顧客コードから顧客住所が決まるので、注文コードを起点とした推移的関数従属が成立する。正規化ではこの連鎖を切り離して別表にすることが第3正規形の目的となる。
出典:令和5年度 (公開問題) 基本情報技術者試験 kamokuA 問6(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。