ディジタル証明書とは?でぃじたるしょうめいしょ
ディジタル証明書とは、公開鍵とその持ち主の情報を、認証局(CA)が自らの秘密鍵で署名して結び付けた電子的な身分証明書。X.509が標準形式で、主体者名・公開鍵・発行者・有効期限・失効情報の在りかを含む。入手した公開鍵が本当に相手のものかを第三者の署名で裏づけ、なりすましを防ぐ役割を担う。
最終更新:2026-10-06
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公開鍵暗号は鍵を公開してよいという利点を持つ一方、「その公開鍵が本当に相手のものか」を鍵そのものからは確かめられない。攻撃者が自分の公開鍵を相手のものとして配れば、暗号化された通信はそのまま攻撃者に読まれる。この穴を、信頼できる第三者が公開鍵と持ち主の対応に署名するという形で塞いだのが証明書であり、認証局を階層に積み上げたPKIとして運用されている。
具体例
アプリケーションサーバがDBサーバへTLS接続する際、受け取った証明書から社内認証局のルート証明書まで連鎖をたどれるか、有効期限内か、ホスト名が一致するかを順に検証する。Let's Encryptのように有効期間を90日へ短縮した認証局が広まったことで、certbotなどによる更新の自動化を組み込んでおくことが運用の前提になった。
試験での引っ掛け
「証明書を入れれば通信が暗号化される」は不正確で、証明書が保証するのは公開鍵と持ち主の対応付けだけである。暗号化そのものは鍵交換で作った共通鍵が担う。もう1つは失効の扱いで、CRLやOCSPによる確認を省くと盗まれた秘密鍵に対応する証明書でも検証を通ってしまう。期限切れに気づかず接続が一斉に失敗する事象も定番の出題文脈になる。
関連用語
出た過去問
出典:令和2年度 10月試験 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問20(IPA)
ディジタル証明書に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:TLSにおいて、ディジタル証明書は、通信データの暗号化のための鍵交換や通信相手の認証に利用されている。
要点:TLSの証明書は相手認証と鍵交換の両方に使われる
TLSではサーバのディジタル証明書によって通信相手が正当かを確認し、証明書に含まれる公開鍵を使って共通鍵の受け渡し(鍵交換)を安全に行う。すなわち証明書は認証と鍵交換の両方に用いられており、イが適切である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。