入出力データの管理方針とは?にゅうしゅつりょくでーたのかんりほうしん
入出力データの管理方針とは、入力データと出力データの信頼性を保つために、原票との照合、入力の網羅性と正確性の確保、出力帳票の配布と保管の管理をどう行うかを定めた運用方針。業務部門と情報システム部門の責任範囲を書き分けることが方針の中心で、システム監査ではこの分担の明確さが検証される。
最終更新:2026-10-06
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処理の正確さをシステムの計算精度の問題として扱うと、入力された値そのものが誤っていた場合に誰も責任を負わない領域ができる。原票を書いた部門は「入力したのは情報システム部門」と考え、入力した側は「内容は業務部門が決めたもの」と考えるためである。責任の境界を方針として先に文書化するのは、この宙に浮く領域を作らないための取り決めである。
具体例
注文書を起票する営業部門が記載内容の正しさと承認に責任を持ち、情報システム部門は受け取った原票のとおりに漏れなく正しく処理することに責任を持つ、という形で分担を定める。監査人は、入力件数と原票枚数の照合記録や、出力帳票の受渡簿が実際に運用されているかを証拠として確かめる。
試験での引っ掛け
誰が何に責任を負うかの線引きが狙われる。記載内容が正しいことと、それを承認することは原票を起こした業務部門の責務であり、情報システム部門が負うのは受け取った原票のとおりに漏れなく処理することである。したがって、記載に誤りを見つけた情報システム部門が自ら内容を判断して直すのは不適切で、業務部門へ差し戻す扱いが正しい。
関連用語
出た過去問
出典:令和4年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問57(IPA)
入出力データの管理方針のうち、適切なものはどれか。
正解:出力帳票は授受管理表などを用いて確実に受渡しを行い、情報の重要度によっては業務部門の管理者に手渡しする。
要点:出力帳票は授受記録を残し重要度に応じて確実に渡す
出力帳票には機密性の高い情報が含まれることがあるため、授受管理表などで誰にいつ渡したかを記録し、重要度に応じて管理者へ直接手渡すなど確実な受渡しを行う必要があります。入出力データの管理では、正確性だけでなく機密性と追跡可能性の確保が求められます。
出典:令和6年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問57(IPA)
入出力データの管理方針の例として、適切なものはどれか。
正解:出力帳票は授受管理表などを用いて確実に受渡しを行い、情報の重要度によっては業務部門の管理者に手渡しする。
要点:出力帳票は授受を記録し重要度に応じた受渡し統制を行う
出力帳票には機密性の高い情報が含まれることがあるため、授受管理表などで誰がいつ受け渡したかを記録し、重要度に応じて管理者へ直接手渡すといった統制が必要である。受渡しの記録は、紛失や不正持出しの抑止と事後追跡の両方に役立つ。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。