監査技法(ウォークスルー法・突合・インタビュー法・チェックリスト法)とは?
監査技法(ウォークスルー法・突合・インタビュー法・チェックリスト法)とは、監査手続の実施で用いる代表的な技法群。ウォークスルー法はデータの生成から入力・処理・出力・活用までのプロセスとそこに組み込まれたコントロールを、書面上または実際に追跡する技法。突合(照合)は、複数の記録や証憑を照らし合わせて内容が一致しているかを確認する技法。インタビュー法は担当者への聞き取りにより実態を把握する技法。チェックリスト法はあらかじめ用意した確認項目に沿って点検する技法。
応用情報技術者試験の過去問では9回出題されています(2016年度〜2025年度)。
かんさぎほう
監査技法(ウォークスルー法・突合・インタビュー法・チェックリスト法)の意味
監査手続の実施で用いる代表的な技法群。ウォークスルー法はデータの生成から入力・処理・出力・活用までのプロセスとそこに組み込まれたコントロールを、書面上または実際に追跡する技法。突合(照合)は、複数の記録や証憑を照らし合わせて内容が一致しているかを確認する技法。インタビュー法は担当者への聞き取りにより実態を把握する技法。チェックリスト法はあらかじめ用意した確認項目に沿って点検する技法。
監査技法(ウォークスルー法・突合・インタビュー法・チェックリスト法)の具体例
受注データが入力から処理、在庫引当、出荷指示までどのように流れ、各段階でどんなチェック(コントロール)が組み込まれているかを、実際の帳票やシステム画面を追いながら確認するのがウォークスルー法にあたる。
監査技法(ウォークスルー法・突合・インタビュー法・チェックリスト法)は試験でどう引っ掛けられる?
ウォークスルー法は「システム開発工程のレビュー手法」としても使われる用語だが、システム監査の文脈では「データや処理の流れを追跡する監査技法」を指す点に注意(同じ名称で意味する対象が文脈によって異なる)。
監査技法(ウォークスルー法・突合・インタビュー法・チェックリスト法)と関連する用語
監査技法(ウォークスルー法・突合・インタビュー法・チェックリスト法)が出た過去問
システム監査基準(平成30年)における監査手続の実施に際して利用する技法に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:インタビュー法とは、システム監査人が、直接、関係者に口頭で問い合わせ、回答を入手する技法をいう。
要点:インタビュー法は関係者への口頭質問で運用実態を確かめる技法
インタビュー法は、システム監査人が監査対象部門の関係者に直接口頭で問い合わせ、回答を得る技法です。文書からは読み取れない運用の実態を確認できます。他の選択肢は、実施時間や使用ツール、実施主体について実際にはない制約を述べており誤りです。
出典:令和1年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問59(IPA)システム監査基準(平成30年)におけるウォークスルー法の説明として、最も適切なものはどれか。
正解:データの生成から入力、処理、出力、活用までのプロセス、及び組み込まれているコントロールを、システム監査人が、書面上で、又は実際に追跡する。
要点:ウォークスルー法は処理の流れと統制を追跡して確かめる
ウォークスルー法は、データの生成から入力・処理・出力・活用に至る一連の流れを追跡する技法である。処理の各段階に組み込まれた統制(コントロール)が設計どおり機能しているかを、書面上でたどるか、実際の処理に沿って確かめる。
出典:令和2年度 10月 応用情報技術者試験 午前 問58(IPA)データの生成から入力、処理、出力、活用までのプロセス、及び組み込まれているコントロールを、システム監査人が書面上で又は実際に追跡する技法はどれか。
正解:ウォークスルー法
要点:ウォークスルー法は処理の流れと統制を順に追跡する技法
ウォークスルー法は、データの生成から入力・処理・出力・活用に至る一連の流れと、そこに組み込まれた統制を、書面上または実地で順に追跡して確かめる監査技法である。処理の流れに沿って統制が意図どおり設計・運用されているかを検証できる。インタビューや実際の攻撃試行とは目的も手順も異なる。
出典:令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問59(IPA)システム監査基準(平成30年)における監査手続の実施に際して利用する技法に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:インタビュー法とは、システム監査人が、直接、関係者に口頭で問い合わせ、回答を入手する技法をいう。
要点:インタビュー法は関係者へ直接問い合わせて回答を得る技法
インタビュー法は、システム監査人が関係者へ直接口頭で問い合わせ、回答を得る技法である。文書だけでは分からない運用の実態や例外処理の扱いを確認できる一方、得られた回答は他の証拠と突き合わせて裏付けを取る必要がある。
出典:令和5年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問59(IPA)システム監査において、監査手続の適用に際して用いられる技法のうち、データの生成から入力、処理、出力、活用までのプロセス、及び組み込まれているコントロールを、書面…
正解:ウォークスルー法
要点:ウォークスルー法はデータの流れと統制を順に追跡して確かめる
ウォークスルー法は、データの生成から入力・処理・出力・活用に至る流れと、そこに組み込まれた統制を、資料上でまたは実際の業務に沿って順に追跡して確かめる技法である。処理の流れ全体をたどることで、統制が意図どおり機能しているかを確認できる。
出典:令和6年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問58(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。