マイグレーション(リホスト・リライト・リビルド)とは?まいぐれーしょん
マイグレーション(リホスト・リライト・リビルド)とは、稼働中のシステムを別の基盤・別の実装へ移す取り組みで、移した先でどこまで手を入れるかによって三段階に分かれる。選ぶ軸は「改修で得られる効果が、払う費用と期間に見合うか」であり、ハード保守費だけ落としたいならリホスト、言語やミドルウェアの寿命が問題ならリライト、業務のやり方ごと変えるならリビルドになる。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
メインフレームやオンプレミス機は保守部品と技術者の枯渇という期限付きの制約を抱え、更改時期に「そのまま延命するか作り直すか」の二択を迫られてきた。全面再構築は要件の再定義から始まるため年単位になり、その間の制度改正に追随できない。移行の粒度を三段階に分けたのは、費用と改善効果のどちらを取るかを部分ごとに選べるようにするためである。
具体例
自治体基幹業務システムのガバメントクラウド移行では、まずAWSやAzure上の仮想マシンへリホストしてハードウェア保守を切り離し、制度改正で変更頻度が高い部分だけを後からリライトする段階移行が現実解になる。
試験での引っ掛け
リホストを「移すだけだからテストが軽い」と扱う誤り。文字コードや浮動小数点の丸めの差で結果がずれるため、旧新の出力を突き合わせる並行稼働が要る。リライトは機能維持、リビルドは設計変更を伴うという線引きを逆に覚えると選択肢を落とす。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問14(IPA)
仮想サーバの運用サービスで使用するライブマイグレーションの概念を説明したものはどれか。
正解:仮想サーバで稼働しているOSやソフトウェアを停止することなく,他の物理サーバへ移し替える技術である。
要点:ライブマイグレーションは無停止で仮想サーバを移送する
ライブマイグレーションは、仮想サーバ上のOSやアプリケーションを稼働させたまま、別の物理サーバへ移動させる技術である。メモリ内容を転送しながら切り替えるため、サービスを止めずに保守やリソース調整ができる。
出典:平成30年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問12(IPA)
仮想サーバの運用サービスで使用するライブマイグレーションの概念を説明したものはどれか。
正解:仮想サーバで稼働しているOSやソフトウェアを停止することなく,他の物理サーバに移し替える技術である。
要点:ライブマイグレーションは無停止で仮想サーバを別の物理機へ移す。
ライブマイグレーションは、仮想サーバ上のOSやアプリケーションを稼働させたまま、メモリ内容などを転送して別の物理サーバへ移す技術である。サービスを止めずに実行環境を移せるため、物理サーバの保守作業や負荷分散を無停止で行える。移行の最終段階でごく短時間の切替えは生じるが、利用者からは継続稼働しているように見える。
出典・参考
公式シラバスの2 コンピュータシステム > 1. システムの構成 > (2) システム構成に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。