テレワークとは?てれわーく
テレワークとは、情報通信技術を使い、オフィスから離れた場所で働く勤務形態の総称。在宅勤務・モバイルワーク・サテライトオフィス勤務を包含する上位概念で、人材戦略上は育児や介護との両立、通勤圏を越えた採用を可能にする施策として位置づけられる。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
勤務地に人を集める前提を保つ限り、通勤圏の外に住む人材や、育児・介護で時間が細切れになる人材は雇用の枠から外れてしまう。回線と可搬端末の普及に感染症対策という外的制約が重なり、出社を前提としない働き方が一気に制度として整えられた。ただし労務管理も情報資産の管理もオフィスの壁を前提に組まれていたため、その両方を作り直す必要が生じた。
具体例
日本マイクロソフトは在宅勤務とサテライトオフィス利用を制度として整え、社外からの接続に多要素認証と端末の状態確認を組み合わせている。実装面では、VPNまたはIDaaS経由で社内システムへ接続し、端末をMDMで管理して紛失時に遠隔消去できるようにする構成が一般的である。
試験での引っ掛け
在宅勤務=テレワークではない。在宅勤務・モバイルワーク・サテライトオフィス勤務を含む上位概念がテレワークで、包含関係を逆にした選択肢が出る。また働く場所が変わっても労働基準法は適用され、労働時間を把握する使用者の義務は消えない。中抜けや事業場外みなし労働の扱いは就業規則で定めておく必要がある。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成28年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問76(IPA)解説で登場
内閣府によって取りまとめられた“仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章”及び“仕事と生活の調和推進のための行動指針”では,目指すべき社会の姿ごとに,そ…
正解:多様な働き方・生き方が選択できる社会
要点:テレワークや短時間勤務の指標は多様な働き方の実現度を示す
在宅型テレワーカ数、短時間勤務を選べる事業所の割合、男性の育児休業取得率は、いずれも働き方や生き方の選択肢の広さを測る指標である。したがってcは「多様な働き方・生き方が選択できる社会」にあたる。
出典:令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問61(IPA)
テレワークで活用しているVDIに関する記述として、適切なものはどれか。
正解:PC環境を仮想化してサーバ上に置くことで、社外から端末の種類を選ばず自分のデスクトップPC環境として利用できるシステム
要点:VDIはデスクトップ環境をサーバに集約し画面転送で使う
VDI(仮想デスクトップ基盤)は、利用者のデスクトップ環境をサーバ上の仮想マシンとして集約し、手元の端末には画面を転送して操作する仕組みである。データが端末に残らないため情報漏えいのリスクを抑えられ、社外からでも普段と同じ環境を利用できる。テレワークの基盤としてよく採用される。
出典:令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問64(IPA)
A社は、社員10名を対象に、ICT活用によるテレワークを導入しようとしている。テレワーク導入後5年間の効果(“テレワークで削減可能な費用”から“テレワークに必要…
正解:860
要点:効果額=削減費用の総額-導入に要する初期費用と運用費用
削減額は、通勤費10万×10人×5年=500万円、オフィススペース・光熱費12万×10人×5年=600万円、中途採用費用50万×1人×5年=250万円で合計1,350万円である。必要費用はPC8万×10人=80万円、リモートアクセスツールの初期1万×10人=10万円と運用2万×10人×5年=100万円、回線6万×10人×5年=300万円で合計490万円となる。差引き1,350-490=860万円が5年間の効果である。
出典・参考
公式シラバスの9 企業と法務 > 1. 経営・組織論 > (2) 経営管理に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。