オープンリレー(第三者中継)とは?おーぷんりれー
オープンリレー(第三者中継)とは、自ドメイン宛でも自ドメイン発でもないメールの中継を、誰からでも受け付けてしまうメールサーバの状態。攻撃を受けた結果ではなく設定の不備であり、迷惑メールの発信元として悪用されると、自組織が被害者ではなく加害者の側に立たされる点で、他の脅威と性質が異なる。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
インターネットの初期は、互いにメールを中継し合うことが前提の善意の運用だった。常時接続でもなく経路も限られていた時代には、中継を断る理由がなかったからである。迷惑メールの送信が商売として成立するようになるとこの前提が崩れ、送信の側にも認証を求める方向へ設計が変わった。
具体例
対策はSMTP-AUTHによる送信時の利用者認証と、外部から自組織宛以外の中継を拒否する設定である。あわせて送信元を偽られないようSPF・DKIM・DMARCをDNSへ設定し、受信側が正当な送信サーバかどうかを判定できるようにする運用が標準になっている。
試験での引っ掛け
情報が盗まれるわけではないので被害が無いと考えがちだが、自組織のドメインが拒否リストへ載ると正規の業務メールまで届かなくなる。攻撃ではなく設定の不備が原因である点、また同じ「中継」でも、送信元アドレスを詐称するなりすましメールとは別の論点である点も区別する。
関連用語
出た過去問
出典:令和5年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問38(IPA)
自社の中継用メールサーバで、接続元IPアドレス、電子メールの送信者のメールアドレスのドメイン名、及び電子メールの受信者のメールアドレスのドメイン名から成るログを…
正解:接続元IPアドレス BBB.45.67.89/送信者ドメイン a.b.d/受信者ドメイン a.b.e
要点:第三者中継は社外発・他社宛で自社が無関係な中継
第三者中継とは、自社と無関係な送信者から自社と無関係な宛先へのメールを、自社のサーバが中継してしまうことをいう。接続元が社外のグローバルIPアドレスで、送信者ドメインも受信者ドメインも他社という組合せがこれに当たる。自社ドメインが送信者側または受信者側に含まれるログは、正当な送信や受信であって第三者中継ではない。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 1. 情報セキュリティ > (7) 攻撃手法に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。