SQLの基本文(SELECT・INSERT・UPDATE・DELETE)とは?えすきゅーえるのきほんぶん
SQLの基本文(SELECT・INSERT・UPDATE・DELETE)とは、表に対する検索(SELECT)・追加(INSERT)・更新(UPDATE)・削除(DELETE)を担うSQLのデータ操作言語。応用情報で問われるのは構文の暗記ではなく、GROUP BYとHAVING、副問合せ、EXISTS、外部結合を組み合わせた文が「どの行集合を返すか」を読み解けるかどうか。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
取り出す手順を人が書いていた時代は、索引の有無やファイルの並び順といった物理構造を前提にプログラムを書く必要があり、構造を変えるたびにプログラムが壊れた。SQLは「何が欲しいか」だけを宣言し、取り出し方は最適化機構へ委ねる非手続き型として設計されている。だから同じ結果を返す書き方が複数存在し、どれを選ぶかが性能設計の論点になる。
具体例
UPDATE 在庫 SET 数量 = 数量 - 1 WHERE 商品ID = 'A100' AND 数量 > 0 のように条件と更新を1文にまとめれば、読み出してから書き戻すまでの競合を避けられる。PostgreSQLでもMySQLでも、この4命令の骨格は標準SQLとして共通。
試験での引っ掛け
WHEREは行を絞ってから、HAVINGはグループ化した後の集計値で絞る——COUNTやSUMを条件にできるのはHAVINGだけ。COUNT(*)は全行を数えるがCOUNT(列名)はNULLを飛ばす。行を消すDELETEと表定義ごと消すDROPも別物で、WHERE句のないUPDATE・DELETEは全行に効く。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:令和2年度 10月試験 応用情報技術者試験 午前 問26(IPA)解説で登場
表に対するSQLのGRANT文の説明として、適切なものはどれか。
正解:表の利用者に対し、表への問合せ、更新、追加、削除などの操作権限を付与する。
要点:GRANTは表への操作権限を利用者に付与するDCL
GRANTは、表やビューなどのオブジェクトに対する操作権限(SELECT、UPDATE、INSERT、DELETEなど)を利用者やロールに与えるSQLのデータ制御文である。取り消すときはREVOKEを使う。接続の認証や暗号化とは別の機能である。
出典:令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問46(IPA)解説で登場
CRUDマトリクスの説明はどれか。
正解:各機能が、どのエンティティに対して、どのような操作をするかを一覧化したものであり、操作の種類には生成、参照、更新及び削除がある。
要点:CRUDマトリクスは機能とデータの操作関係を一覧化した表
CRUDマトリクスは、業務機能(プロセス)を行、データのエンティティを列に取り、その交点に生成(Create)・参照(Read)・更新(Update)・削除(Delete)のどれを行うかを記入した表である。どの機能がどのデータに触れるかを一覧でき、機能の漏れやデータの整合性の検証に役立つ。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。