EV(出来高)とは?
EV(出来高)とは、ある時点までに実際に完了した作業量を、当初の予算単価で評価した金額。実際にどれだけの価値を生み出したかを表す。
応用情報技術者試験の過去問では5回出題されています(2017年度〜2024年度)。
いーぶい
EV(出来高)の意味
ある時点までに実際に完了した作業量を、当初の予算単価で評価した金額。実際にどれだけの価値を生み出したかを表す。
EV(出来高)の具体例
当初100万円分の作業を予定していた時点で、実際には80万円分(予算換算)の作業しか完了していなければ、その時点のEVは80万円となる。
EV(出来高)は試験でどう引っ掛けられる?
完了した作業を当初の予算単価で評価した額で、実際にかかった費用(AC)ではない。ACと比べればコスト差異、PVと比べればスケジュール差異になり、どちらと比べるかで意味が変わる。
EV(出来高)と関連する用語
EV(出来高)が出た過去問
プロジェクト管理においてパフォーマンス測定に使用するEVMの管理対象の組みはどれか。
正解:コスト、スケジュール
要点:EVMはコストとスケジュールを出来高で同時に管理する
EVMは出来高をコストの単位に換算して進捗を測る手法で、出来高(EV)を計画価値(PV)と比べればスケジュールの差異が、実コスト(AC)と比べればコストの差異が分かる。したがって管理対象はコストとスケジュールである。
出典:平成29年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問52(IPA)プロジェクトマネジメントにおいてパフォーマンス測定に使用するEVMの管理対象の組みはどれか。
正解:コスト, スケジュール
要点:EVMは出来高からコストとスケジュールの差異を測る
EVM(アーンドバリューマネジメント)は、出来高(EV)を計画価値(PV)や実コスト(AC)と比較して進捗と支出を金額で評価する手法である。スケジュール差異やコスト差異が算出できるため、管理対象はスケジュールとコストである。
出典:令和2年度 10月 応用情報技術者試験 午前 問52(IPA)ある組織では、プロジェクトのスケジュールとコストの管理にアーンドバリューマネジメントを用いている。期間10日間のプロジェクトの、5日目の終了時点の状況は表のとお…
正解:150
コスト効率指数CPIは出来高を実コストで割った値で、EV40÷AC60=2/3となる。この効率が最後まで続くと仮定した場合の完成時総コスト見積りEACは、BACをCPIで割って求める。100÷(2/3)=150万円となり、予算100万円を50万円超過する見込みである。
出典:令和4年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問51(IPA)システム開発のプロジェクトにおいて、EVMを活用したパフォーマンス管理をしている。開発途中のある時点でEV-PVの値が負であるとき、どのような状況を示しているか…
正解:プロジェクトの進捗が、計画よりも遅れている。
要点:EV-PVはスケジュール差異。負なら進捗が計画より遅れ
EVMではEV(出来高)が実際に完了した作業の価値、PV(計画値)がその時点までに完了しているはずの作業の価値を表す。EV-PVはスケジュール差異(SV)であり、これが負ということは計画より進んだ作業量が少ない、すなわち進捗が遅れている状態を意味する。ただしこれは現時点の進捗の評価であって、最終的な完了日が必ず遅れると断定できるものではない。
出典:令和5年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問52(IPA)EVMで管理しているプロジェクトがある。図は、プロジェクトの開始から完了予定までの期間の半分が経過した時点での状況である。コスト効率、スケジュール効率がこのまま…
正解:計画に比べてコストは多くなり、プロジェクトの完了は遅くなる。
要点:EVがACより低ければコスト超過、PVより低ければ進捗遅れ
EVMでは、実コストACに対して出来高EVが下回るとコスト効率指数CPI=EV/ACが1未満となり、予定より費用がかかっていることを意味する。また計画値PVに対してEVが下回るとスケジュール効率指数SPI=EV/PVが1未満となり、進捗が遅れていることを意味する。図の現時点ではPV>AC>EVなのでCPIもSPIもともに1未満であり、このまま推移すればコストは超過し完了も遅れる。よってアが正解。
出典:令和6年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問51(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。