開発環境・テスト環境・本番環境の分離とは?
開発環境・テスト環境・本番環境の分離とは、作る場所、試す場所、実際に業務で使う場所を別々に用意し、担当者の権限も分ける考え方。開発者が本番のデータへ自由に触れる状態を避け、未検証のプログラムが業務へ流れ込むことを防ぐ、内部不正と障害の両方に効く基本的な統制になる。
応用情報技術者試験の過去問では6回出題されています(2018年度〜2024年度)。
かんきょうのぶんり
開発環境・テスト環境・本番環境の分離の意味
作る場所、試す場所、実際に業務で使う場所を別々に用意し、担当者の権限も分ける考え方。開発者が本番のデータへ自由に触れる状態を避け、未検証のプログラムが業務へ流れ込むことを防ぐ、内部不正と障害の両方に効く基本的な統制になる。
開発環境・テスト環境・本番環境の分離の具体例
従来は開発者が本番のデータベースへ直接接続して修正していたが、監査で指摘を受け、本番への接続権限を運用担当者だけに限定した。開発者は検証環境で修正を作り、変更申請を経て運用担当者が本番へ反映する手順に改めた。
開発環境・テスト環境・本番環境の分離は試験でどう引っ掛けられる?
環境を分けただけでは不十分で、本番データを検証環境へそのまま複製すると分離の意味が失われる。また開発者へ緊急時の本番権限を渡す場合は、期限付きで記録を残す運用が必要になる。
開発環境・テスト環境・本番環境の分離と関連する用語
開発環境・テスト環境・本番環境の分離が出た過去問
組込みシステムの“クロス開発”の説明として、適切なものはどれか。
正解:ソフトウェアを実行する機器とはCPUのアーキテクチャが異なる機器で開発を行うこと
要点:クロス開発は実行環境と異なるCPUの機器で開発する
クロス開発とは、開発に使う機器と、そのソフトウェアを実際に動かす機器のCPUアーキテクチャが異なる開発形態である。組込みシステムでは対象機器の資源が乏しく開発環境を載せられないため、PC上のクロスコンパイラで実行コードを生成し、対象機器へ転送して動かす。
出典:平成30年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問47(IPA)分散開発環境において、各開発者のローカル環境に全履歴を含んだ中央リポジトリの完全な複製をもつことによって、中央リポジトリにアクセスできないときでも履歴の調査や変…
正解:Git
要点:Gitは全履歴をローカルに複製する分散型バージョン管理
Gitは分散型バージョン管理システムで、各開発者の手元に全履歴を含むリポジトリの完全な複製を持つ。そのため中央リポジトリへ接続できない状態でも、履歴の参照やコミットをローカルで行える。他の選択肢はいずれも中央のサーバに履歴を集約する集中型のツールである。
出典:令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問18(IPA)ソフトウェア開発に使われるIDEの説明として、適切なものはどれか。
正解:エディタ、コンパイラ、リンカ、デバッガなどが一体となったツール
要点:IDEは編集・翻訳・デバッグを統合した開発環境
IDE(統合開発環境)は、ソースコードの編集、コンパイル、リンク、デバッグ、実行といった一連の作業を一つの操作環境からまとめて行えるようにしたソフトウェアである。各ツールを個別に起動する手間が省け、エラー箇所への移動や補完機能によって開発効率が上がる。
出典:令和4年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問50(IPA)アプリケーションソフトウェアの開発環境上で、用意された部品やテンプレートをGUIによる操作で組み合わせたり、必要に応じて一部の処理のソースコードを記述したりして…
正解:ローコード開発
要点:ローコード開発はGUI中心で一部だけコードを書く手法
ローコード開発は、GUI上で用意された部品やテンプレートを組み合わせて画面や処理を作り、標準機能では足りない部分だけを少量のソースコードで補う開発手法である。コーディング量を大幅に減らして開発期間を短縮できる一方、独自要件にも対応できる柔軟さを残している。コードを一切書かないノーコード開発とはこの点で区別される。
出典:令和5年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問47(IPA)組込みシステムのソフトウェア開発に使われるIDEの説明として、適切なものはどれか。
正解:エディター、コンパイラ、リンカ、デバッガなどが一体となったツール
要点:IDEは編集・翻訳・デバッグを統合した開発環境
IDE(統合開発環境)は、エディタ、コンパイラ、リンカ、デバッガなど開発に必要なツール群を一つの環境にまとめ、統一された操作画面から利用できるようにしたソフトウェアである。ツール間の連携が自動化されるため、編集からビルド、デバッグまでの作業を効率よく進められる。
出典:令和5年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問50(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。