開発プロセスモデル(ウォーターフォール・アジャイル)とは?
開発プロセスモデル(ウォーターフォール・アジャイル)とは、ウォーターフォールモデルは要件定義から運用まで工程を順番に進め、原則として後戻りしない前提で進める開発モデル。アジャイル開発は短い期間(イテレーション)単位で計画・開発・テストを繰り返し、仕様変更に柔軟に対応する開発手法の総称。応用情報では、開発対象の特性(要件の確定度、変化の頻度)に応じてどちらが適するかを判断させる問題が出やすい。
応用情報技術者試験の過去問では20回出題されています(2017年度〜2025年度)。
かいはつぷろせすもでる
開発プロセスモデル(ウォーターフォール・アジャイル)の意味
ウォーターフォールモデルは要件定義から運用まで工程を順番に進め、原則として後戻りしない前提で進める開発モデル。アジャイル開発は短い期間(イテレーション)単位で計画・開発・テストを繰り返し、仕様変更に柔軟に対応する開発手法の総称。応用情報では、開発対象の特性(要件の確定度、変化の頻度)に応じてどちらが適するかを判断させる問題が出やすい。
開発プロセスモデル(ウォーターフォール・アジャイル)の具体例
要件が確定しており大規模な基幹系システムの刷新にはウォーターフォールが、利用者の反応を見ながら仕様を柔軟に調整したいWebサービス開発にはアジャイルが向くことが多い。
開発プロセスモデル(ウォーターフォール・アジャイル)は試験でどう引っ掛けられる?
前提条件の取り違えが定番。ウォーターフォールは「要件が確定していること」を前提に後戻りしない形で進めるので、要件変更が頻発する案件には向かない。アジャイルは「要件が変わること」を前提とする。なお、アジャイルはドキュメントを作らない手法ではない(動くソフトウェアをより重視するだけ)。
開発プロセスモデル(ウォーターフォール・アジャイル)と関連する用語
開発プロセスモデル(ウォーターフォール・アジャイル)が出た過去問
監査証拠の入手と評価に関する記述のうち、システム監査基準(平成30年)に照らして、適切でないものはどれか。
正解:アジャイル手法を用いたシステム開発プロジェクトにおいては、管理用ドキュメントとしての体裁が整っているものだけが監査証拠として利用できる。
要点:監査証拠は形式でなく十分性と適切性で判断する
この問題は適切でないものを選ぶ。監査証拠は十分かつ適切であればよく、体裁の整った管理用ドキュメントに限られない。アジャイル開発ではタスクボードや自動テストの実行記録、会議の記録なども有効な監査証拠になり得るため、形式で限定する記述が不適切である。
出典:令和2年度 10月 応用情報技術者試験 午前 問60(IPA)アジャイル開発を対象とした監査の着眼点として、システム管理基準(平成30年)に照らして、適切なものはどれか。
正解:業務システムの開発チームは、実装された機能について利害関係者へのデモンストレーションを実施し、参加者からフィードバックを得ていること
要点:アジャイル監査では反復ごとのデモとフィードバックを確認する
アジャイル開発では、短い反復ごとに動くソフトウェアを利害関係者に見せ、フィードバックを取り込んで次の反復に生かすことが要となる。監査でも、こうした反復的な確認とフィードバックの仕組みが実際に機能しているかが着眼点になる。工程完了基準に沿った逐次進行を求めるのはウォータフォール型の観点であり、アジャイルの評価軸ではない。
出典:令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問58(IPA)監査証拠の入手と評価に関する記述のうち、システム監査基準(平成30年)に照らして、適切でないものはどれか。
正解:アジャイル手法を用いたシステム開発プロジェクトにおいては、管理用ドキュメントとしての体裁が整っているものだけが監査証拠として利用できる。
要点:監査証拠は文書の体裁でなく十分性と適切性で判断する
監査証拠は、体裁の整った管理用文書に限られない。アジャイル開発ではタスクボードや自動テストの結果、議事の記録など日々の作業から生じる記録も、監査目的に照らして十分かつ適切であれば証拠として利用できる。形式ではなく、証拠としての適切性と十分性で判断するのがシステム監査基準の考え方である。
出典:令和4年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問60(IPA)“情報システム・モデル取引・契約書<第二版>”によれば、ウォーターフォールモデルによるシステム開発において、ユーザ(取得者)とベンダ(供給者)間で請負型の契約が…
正解:システム内部設計フェーズからシステム結合フェーズまで
要点:仕様が確定した内部設計〜結合が請負型に適する
モデル取引・契約書では、要件が固まって成果物を明確に定義できる工程は請負型、要件がまだ流動的でユーザ側の関与が不可欠な工程は準委任型が適切とされています。内部設計から結合までは仕様が確定しベンダが成果物の完成に責任を負えるため、請負契約がなじみます。
出典:令和4年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問66(IPA)アジャイル開発のプラクティスのうち、回帰テストを行うことを前提とするものはどれか。
正解:リファクタリング
要点:リファクタリングは振る舞い不変を回帰テストで担保する
リファクタリングは、外部から見た振る舞いを変えずに内部構造を改善する作業である。振る舞いが変わっていないことを確かめる必要があるため、既存のテストを繰り返し実行する回帰テストが前提となる。自動化された単体テストが整っていることが、安心してリファクタリングを進める条件になる。
出典:平成29年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問48(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。