委託先管理(外部委託)とは?
委託先管理(外部委託)とは、開発や運用、データ処理を社外へ任せる際に、委託先の選定、契約での要求事項の明示、作業中の監督、終了時の返却や消去確認までを管理すること。個人情報を扱わせる場合、委託元には必要かつ適切な監督義務があり、責任は免れない点が問われる。
応用情報技術者試験の過去問では4回出題されています(2016年度〜2024年度)。
いたくさきかんり
委託先管理(外部委託)の意味
開発や運用、データ処理を社外へ任せる際に、委託先の選定、契約での要求事項の明示、作業中の監督、終了時の返却や消去確認までを管理すること。個人情報を扱わせる場合、委託元には必要かつ適切な監督義務があり、責任は免れない点が問われる。
委託先管理(外部委託)の具体例
名簿の入力作業を外部業者へ委託する際、秘密保持契約に加えて、作業場所の限定、作業者名簿の提出、作業端末からの持ち出し禁止を契約書に明記した。作業完了後はデータの消去証明書を受け取り、年1回は現地確認を行う取り決めとした。
委託先管理(外部委託)は試験でどう引っ掛けられる?
「委託したので責任も移る」は誤り。委託元の監督責任は残り、事故時は委託元が説明を求められる。また再委託を無条件に認めると管理の目が届かなくなるため、事前承認の条項が要る。
委託先管理(外部委託)と関連する用語
委託先管理(外部委託)が出た過去問
外部委託管理の監査に関する記述のうち,最も適切なものはどれか。
正解:請負契約においては,委託側の事務所で作業を行っている受託側要員のシステムへのアクセス管理が妥当かどうかを,委託側が監査できるように定める。
要点:委託先の管理状況を確認できる権利を契約で確保しておく
請負契約であっても、委託側の事務所で受託側要員が作業する場合、自社システムへのアクセスが適切に管理されているかを確認する必要がある。そのため契約時に委託側が監査できる旨を定めておくのが適切である。
出典:平成28年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問60(IPA)クラウドソーシングの説明はどれか。
正解:発注者がインターネット上で発注対象の業務内容や発注条件を告知し、受注者を募集する。
要点:クラウドソーシングは不特定多数へ業務を委託する仕組み
クラウドソーシングは、企業や個人が不特定多数に向けてインターネット上で業務内容と条件を提示し、受注者を募って仕事を委託する仕組みです。crowd(群衆)にsourcing(外部委託)を組み合わせた語で、資金を募るクラウドファンディングとは似た名前でも目的が異なります。電子マネーやネットオークションとも区別が必要です。
出典:平成28年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問72(IPA)BPOの説明はどれか。
正解:社内業務のうちコアビジネスでない事業に関わる業務の一部又は全部を、外部の専門的な企業に委託すること
要点:BPOは非中核業務のプロセスごと外部委託すること
BPO(Business Process Outsourcing)は、自社の中核でない業務のプロセスを、まとめて外部の専門企業に委託することをいう。コールセンタや給与計算、経理事務などが典型例で、委託により専門性やコスト効率を得つつ、自社の経営資源を中核事業に集中できる。
出典:令和4年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問63(IPA)BPRによって業務を見直した場合、これまで従業員5人で年間計9,000時間掛かっていた業務が7,000時間で実現可能なことと、その7,000時間のうちの2,00…
正解:シナリオb
要点:BPRの効果は人件費削減・委託費・空き時間の付加価値の総和で比較する
各シナリオの効果を計算する。従業員4人なら1人分の人件費600万円が効果となり、残る作業時間に対して空き時間から付加価値利益(100時間当たり20万円)が生じ、外部委託すると700万円の費用がかかる。シナリオbは4人で外部委託せず、7,200時間の稼働可能時間に対し業務7,000時間なので空きは200時間=40万円、これに人件費削減600万円を加えて640万円となり、a(340万円)、c(100万円)、d(400万円)を上回る。
出典:令和6年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問64(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。